月別アーカイブ: 2015年11月

住友化学 コメの生産・販売に乗り出す 業務用で拡大

住友化学 コメの生産・販売に乗り出す 業務用で拡大へ

住友化学がコメの生産・販売に乗り出した。今年は東北から九州の全国二十数カ所、約200㌶で栽培している。目標は通常のコシヒカリに比べ2割以上の収量を確保すること。農薬や肥料などを総合的に提案できる強みを生かして耕作面積を広げ、業務用を中心に販路を確保していく考えだ。
同社は昨年、農業ベンチャーからコメ品種に関する資産を取得した。コメの生産・販売は今年が実質的に初年度となる。2016年には生産を委託する面積を1000㌶に拡大する計画。外食やコンビニエンスストアなど販売先の確保に向けた取り組みも進めている。
住友化学は全国7カ所にある農業法人の運営に関わる。グループ会社が委託生産先からコメを買い取り、販売先も確保する。

維新・副首都化訴え 自民・維新政治からの脱却を

維新・副首都化訴え 自民・維新政治からの脱却を

11月22日投開票のダブル選に候補者を擁立する大阪維新の会と自民党が11月1日、大阪市内でそれぞれ街頭演説会を開いた。
大阪維新は前日に結党大会をした新党「おおさか維新の会」の存在をアピール。公約に掲げる「大阪の副首都化」を新党で目指していくとした。自民は、新党設立を巡る騒動を批判し、党派を超えた大同団結で維新政治からの脱却を図ると訴えた。

3年半ぶり日中韓首脳会談 再び定例化 次回は日本で

3年半ぶり日中韓首脳会談 再び定例化 次回は日本で

安倍晋三首相と中国の李克強首相、韓国の朴槿恵大統領は11月1日、韓国ソウルの青瓦台(大統領府)で会談した。日中韓首脳会談は2012年5月以来、約3年半ぶり。3首脳は日中韓首脳会談を再び定例化し、次回会合を日本で来年開くことで合意。「歴史を直視し、未来に向かう精神の下、諸課題を適切に対処する」の文言を盛り込んだ共同宣言を採択した。

百貨店でコメ量り売り 神明HD まず阪急うめだ本店で

百貨店でコメ量り売り 神明HD まず阪急うめだ本店で

コメ卸最大手の神明ホールディング(神戸市)はコメを量り売りする直営店の展開を始める。味や香りに特徴があるブランド米をそろえ、産地や栄養価に詳しい販売員が接客する。都心の百貨店を中心に3年で50店に増やし、シニアや訪日客の需要を開拓する。11月1日に阪急阪神百貨店の阪急うめだ本店(大阪市北区)に「米処四代目 益屋」の1号店を開く。続いて、阪急百貨店大井食品館(東京都品川区)にも出し、2016年3月期中に首都圏や関西で計10店に増やす計画だ。

キッツ 16年度に魚養殖プラントを事業化

キッツ 16年度に魚養殖プラントを事業化

キッツ(千葉市美浜区)は、2016年度に魚養殖プラントの事業化に乗り出す。工業用バルブや流体制御機器で培った水浄化技術を活用。閉鎖循環型の陸上養殖システムを市場投入する。
同システムは天候を問わない安定生産などが可能。同社はEPC(設計・調達・建設)から運営、コンサルティングまで一貫したエンジニアリングサービスを武器に市場開拓する。同事業で早期に売上高20億円を目指す。
キッツは2012年6月からグループの水関連技術が製品・サービスを結集させ、水の循環技術などを開発してきた。ここで得た知見をもとに、陸上の工場などで魚を養殖する閉鎖型システムを独自に完成させた。
13年には実証実験としてタイで稚エビ、日本でヒラメの要職を開始。15年3月から茅野工場(長野県茅野市)内に養殖プラントを整備し、マダイを養殖している。

「おおさか維新」結党 代表に橋下氏 ダブル選へ弾み

「おおさか維新」結党 代表に橋下氏 ダブル選へ弾み

橋下徹大阪市長がらが旗揚げする新党「おおさか維新の会」は10月31日、大阪市のホテルで結党大会を開き、国会議員や地方議員ら約240人が「東京中心だった政治を変える」と気勢を上げた。大会には維新の党から除籍処分された大阪系議員ら18人が出席し、所用で欠席した参院議員1人と合わせ、新党には19人が参加する。
代表には暫定的に橋下氏が就任。幹事長に松井一郎大阪府知事、政調会長には市長選に出馬表明している吉村洋文前衆院議員が就く。
大会には、大阪系議員のほか、片山虎之助元総務相や下地幹郎元郵政民営化担当相らも出席した。新党は11月2日に総務省に届け出る。
新党は11月22日に投開票される大阪府知事・市長のダブル選へ弾みをつける狙いがある。

与謝野晶子 病床の最晩年の草稿見つかる 推敲の跡

与謝野晶子  病床の最晩年の草稿見つかる  推敲の跡

歌人の与謝野晶子(1878~1942年)が亡くなる直前、病床で書き付けた短歌の草稿ノートが、東京都内の親戚宅で見つかった。かすれて乱れた鉛筆書きで、与謝野晶子記念館(大阪府堺市)では「病床にあっても、最期まで創作を続けた晶子の熱情がうかがえる」としている。
ノートは晶子のひ孫が都内の自宅の納戸で見つけ、2014年秋、同記念館に調査を依頼していた。ノートには晶子の絶筆とされる歌掛け軸「連峯の雲」(堺市博物館蔵)の歌の草稿もあった。雲が山々に映える箱根・十国峠の風景を詠んだ歌で、推敲を重ねた跡があった。

客引き罰則付き禁止から1年 巡回逃れいたちごっこ

客引き罰則付き禁止から1年 巡回逃れ いたちごっこ

大阪市のキタとミナミで客引きが罰則付きで禁止されて1年。だが、指導員が不在になる深夜帯の客引きが後を絶たない。大阪市は指導員の巡回を強化しているが、いたちごっこが続く。
大阪市内全域で客引き行為を禁じる市客引き行為適正化条例は2014年6月に施行された。同10月、キタとミナミが罰則付きで客引き行為を禁止する区域に指定された。指導員の中止命令に従わないと5万円以下の過料、市ホームページで氏名を公表されることもある。
市によると、過料の処分を受けたのは27日現在、客引き派遣業者ら20代の男性4人。過料の前段階の命令は、未成年を含む12人。
指導員の巡回は平日午後5時~9時半が中心で、多くの客引きは巡回後に現れる。客引き同士で無料通信アプリ「LINE」を使い指導員の位置などを情報交換し、監視をかいくぐる。市は指導員の増員や巡回時間の変更などで対抗している。
府警は10月28日夜から29日未明にかけて、府内8署管内の歓楽街で69人態勢の一斉摘発をした。その結果、大阪市西成区や西淀川区で従業員ら男女9人を府迷惑防止条例違反(不当な客引き行為)容疑で現行犯逮捕した。

ノンアルビール訴訟 サントリーの主張棄却 アサヒ勝訴

ノンアルビール訴訟 サントリーの主張棄却 アサヒ勝訴

ノンアルコールビールを巡る特許を侵害されたとして、サントリーホールディングスがアサヒビールに、アサヒの主力製品「ドライゼロ」の製品や販売の差し止めを求めた訴訟の判決が10月29日、東京地裁であった。その結果、サントリーの特許の内容に進歩性は全くなく、無効にされるべきだと判断し、サントリーの主張は棄却された。

「あべの・天王寺イルミナージュ」始まる

「あべの・天王寺イルミナージュ」始まる

大阪市天王寺区の天王寺公園で10月30日、「あべの・天王寺イルミナージュ」が始まった。4年目の今年は、天王寺動物園の開園百周年を記念して101体の動物のイルミネーションがカラフルな光を放っている。2016年1月31日まで。
様々な色のLED300万個以上を使用。光のじゅたんのような植え込みにキリンやシロクマが輝き、チーターが走り回る。点灯は午後5時半~9時半。期間中無休。中学生以上1000円、小学生以下500円。