「雪見だいふく」にクリームチーズ味登場 ロッテ
ロッテアイスは「雪見だいふく」シリーズに、新フレーバー「雪見だいふくクリームチーズ」(希望小売価格、税抜き130円)を12月14日に発売する。
クリームチーズ味のフレーバーは、冬の定番アイスクリーム「雪見だいふく」としては初となる。クリームチーズを混ぜ込んだアイスクリームを、白い餅で包んでいる。アイスクリームの中に、クリームチーズと相性の良い全粒粉入りクッキークランチが入っているのもポイント。
和食ブームで堺刃物の英語版ネットショップ開設
世界的な和食ブームを受け、米国など海外で人気を集めている堺刃物の海外販売向けインターネットショップ「SAKAIKNIFE.com」が12月1日、開設された。
堺市内の約200点を出品。ショップのサイトは英語で書かれ、ナレーション付きの動画や写真をふんだんに使って紹介するなど、日本の伝統技術を分かりやすく解説している。
堺市産業振興センターによる大阪税関の貿易統計のまとめによると、堺市産を含む包丁の米国への輸出額は平成21年の2900万円から、26年には約4億5500万円まで伸びている。すしや刺し身など和食ブームを受け、海外の料理人らが本格的な和包丁を求めるようになったためで、今後も海外販売の伸びが見込まれる。価格は10万円を超えるものもあるが、1万~3万円が主流。
東大寺大仏の螺髪は定説の半分 レーザー解析で判明
奈良・東大寺の大仏の毛髪、螺髪(らほつ)が定説の「966個」ではなく「492個」だったことが分かった。東大寺から委嘱された東京大学生産技術研究所がレーザーを使った最新技術で調査した結果、分かったもの。1000年近く伝えられてきた定説を覆し、実態を解き明かした。
奈良時代、聖武天皇の命で建造され、752年に完成した初期の大仏については、文献には螺髪を966個つくったと記されている。しかし、その後何度か火災に遭い、現在の大仏は江戸時代に修復されたもので、その際、減ったのか?などは不明だという。ただ、江戸、明治時代の文献にも螺髪は「966個」と記されており、ずっと定説とされてきた。
「あんぽ柿」復興に一役 福島・伊達市で生産ピーク
福島県北部の「あんぽ柿」づくりが、同県伊達市などでピークを迎えている。原発事故による放射性物質汚染の影響を乗り越えようと、需要が増える年末年始に向けて取り組んでいる。
今年9月末にも基準値(1㌔100ベクレル)を超える放射性セシウムがあんぽ柿から検出されたとして、福島、伊達、桑折、国見の4市町に対し、県から乾燥果実への加工自粛要請が出されたが、全量検査を実施するという条件を満たすことで安全性を示し出荷する。
県園芸課によると、震災前の平均出荷量は1500㌧あった。再開初年の2013年の総出荷量は200㌧程度だったが、14年には約500㌧に増え、15年は1157トンを目標としている。
「後期難波宮」の瓦を54年ぶり再発掘 保存状態良好
大阪市教育委員会は12月1日、聖武天皇が726年から造営した後期難波宮(大阪市)で、昭和36年に行われた調査時に出土し、埋め戻して保存していた瓦を54年ぶりに再発掘したと発表した。史跡の整備に先立ち、劣化していないか確かめるのが目的で、保存状態は良好だった。12月6日午前10時~午後3時半に一般公開する。
瓦は36年4月、大阪市中央区馬場町で見つかった。多くが裏向けになっており、瓦を使った塀が倒壊し、そのまま残されたと考えられる。塀は天皇の生活空間だった内裏を囲っていた。
難波宮は、中大兄皇子らと「大化の改新」を遂行した遂行した7世紀中ごろの孝徳天皇の時代から整備された「前期」と、奈良時代に聖武天皇が造営した「後期」に分かれる。
大阪企業家ミュージアムで没後130年「五代友厚」特別展
大阪企業家ミュージアム(大阪市中央区)で現在、没後130年企画「大阪の恩人・五代友厚」特別展示が開催されている。常設エリアでは「江崎グリコの江崎利一」や「パナソニック」の松下幸之助両氏ら、大阪を舞台に活躍した企業家たちを紹介。年に数回、テーマを決めて特別展示されている。
大阪商工会議所初代会頭の五代友厚は、大阪経済の近代化に尽力したことで知られる。明治維新の混乱で衰退した大阪経済の復興に努め、家業に固執する大阪の商人たちを説得して多くのジョイント・ベンチャーを興した。五代が大阪を繁栄に導く様子は現在上映中のNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」でも描かれている。