15年大阪の百貨店売上高3年連続増加 東京に次ぐ増加率
日本百貨店協会によると、2015年の大阪地区の百貨店売上高は前年比1.6%増の7883億円となり、3年連続で前年実績を上回った。東京に次ぐ増加率だった。免税品目の拡大により、訪日外国人客による旺盛な買い物需要に支えられた。
熊本城 城ランキングで3年連続首位 城郭全体復元中
旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」による「行ってよかった!日本の城ランキング2015」で熊本城が3年連続1位に選ばれた。
トリップアドバイザーは米国に本社を置き、世界45カ国で500万を超すレストランやホテル、観光スポットについて、旅行者から寄せられた情報を提供している。このうち日本の城ランキングは2014年6月から15年5月に投稿された口コミの件数や、5段階評価などを基に算出している。
熊本城は周知の通り、加藤清正が築いた熊本のシンボル。訪日外国人の割合も平成23年度の6.6%から26年度は17.2%まで高まっている。うち9割はアジア圏からの訪日客という。
現在の熊本城天守閣は昭和35年に外観を復元。平成10年度からは現存する絵地図や古文書を基に、城郭全体(98㌶)を対象に往時の姿に復元するプロジェクトも始動。このプロジェクトの費用を賄うため、一般から「一口城主制度」を設け資金提供を呼び掛け、すでに南大手門や本丸御殿大広間が完成している。
グランフロントで「大間のマグロ」振る舞う 青森フェア
グランフロント大阪(大阪市北区)北館6階で開催中のフェア「AOMORI FLOOR」で1月29日、目玉企画となる大間産マグロの試食(時間限定)と、津軽三味線の生演奏が催される。同フェアは主に食の分野で青森県の魅力を広めるのが狙い。
会場は同館飲食フロア「UMEKITA FLOOR」のメーンステージ。同日21時に来場した顧客に無料で「大間のマグロ」を振る舞う。トロ、赤身の刺し身で300人分程度を紙皿などで配布する予定。解体ショーなどは行わない。津軽三味線の生演奏は同日20時30分~と22時30分~に開催。
同フェアにはUMEKITA FLOORの全16店と、地下1階の「世界のビール博物館」「世界のワイン博物館」を合わせた18店舗が参加する。
両陛下 戦没者慰霊へフィリピンを54年ぶり公式訪問
天皇、皇后両陛下は1月26日、東京・羽田空港を政府専用機で出発し、公式訪問先のフィリピンに到着された。羽田空港であいさつした天皇陛下は、先の大戦で膨大な数に及ぶフィリピンの人々が犠牲になったことに触れ、「このことを常に心に置き、このたびの訪問を果たしていきたい」と述べられた。
ニノイ・アキノ国際空港では出迎えたベニグノ・アキノ大統領らと笑顔で握手を交わし、君が代の演奏による歓迎を受けられた。この日の地元紙はいずれも、1面に大きなスペースを割いて両陛下の訪問を伝え、親日友好ムード一色となっている。
両陛下のフィリピン訪問は、皇太子時代の1962年以来54年ぶりで2度目。30日まで5日間にわたって滞在し、歓迎行事のほか、両陛下の希望で両国の戦没者の慰霊に臨み、30日午後に帰国される。
ひらかたパーク2年連続の100万人突破 独自の存在感
開園100年を超える枚方市の老舗遊園地「ひらかたパーク」(ひらパー)が健闘、入場者は2年連続で年間100万人突破した。
ひらパーによると、1月23日現在の年間累計入場者数は約106万人で、2年連続で100万人を突破し、今年度は最終的に112万人程度まで到達する見込みだ。
平成25年、枚方市出身で人気アイドルグループ「V6」の岡田准一さんがイメージキャラクター「超(スーパー)ひらパー兄さん」に決まり、昨年度は「園長」に就任。今年度も園長続投が決定した。これに加え、ひらパー人気を支えたのが遊び心あふれたアトラクションやサービス、そして園長・岡田さんの主演映画とのタイアップなども奏功した。
この結果「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)と「東京ディズニーリゾート」(千葉県浦安市)のテーマパーク2強時代にあって、一時ささやかれた閉園の淵から復活、独自の存在感を示している。