明治~昭和初期の「里程標」が南砺市福光地域で復活

明治~昭和初期の「里程標」が南砺市福光地域で復活

富山県の「歴史と文化が薫るまちづくり事業」を推進する南砺市福光地域の実行委員会が、同市福光の東町交差点付近に、明治から昭和初期にかけて立っていた「里程標(りていひょう)」を復元し、3月14日に現地でお披露目した。
同実行委は歴史的な意義があると判断、事業の一環として復元した。小矢部川産の真石(まいし)を基礎に、高さ3.6㍍の標柱を立てた。富山第一銀行の協力で、説明看板も近くに設置した。
里程標は、全国の陸地の道程調査を進めていた明治政府の方針で、市町村の中心地に建てられた。福光地域に中心部の東町では1870年代に登場し、1902(明治35)年の建て替えなどを経て、1965年ごろに撤去された。