月別アーカイブ: 2016年5月

天王寺公園「関西アカペラジャンボリー」に4,600人来場

天王寺公園「関西アカペラジャンボリー」に4,600人来場

大阪・天王寺公園(大阪市天王寺区)エントランスエリア「てんしば」で5月3日、アカペラの祭典「第19回関西アカペラジャンボリー(KAJa!2016)」が開かれた。
今回はアマチュアグループ11組、プロアーティスト4組の計15組が出演。当日は途中から雨に降られるあいにくの天候だったが、約6時間にわたって行われた同イベントに約4600人(主催者発表)が来場して盛り上がりをみせた。
関西地区の大学アカペラサークル有志が中心となり、年1回開催される同イベント。今回は「アベノ・天王寺エリア アカペラタウン化計画」を推進してきたWelcomingアベノ・天王寺キャンペーン事務局(近鉄不動産、東急不動産、JR西日本)と共催した。

「小田原北條五代祭り」和太鼓・鉄砲実演披露

「小田原北條五代祭り」和太鼓・鉄砲の実演披露

神奈川県小田原市で恒例の「小田原北條五代祭り」が開かれ多くの観客でにぎわった。小田原北條五代祭りは、小田原城を拠点とした戦国大名、北条氏を称える祭りで、今回で52回を数える。
祭りでは和太鼓や鉄砲の実演が披露された。また、メインイベントの大名行列に際し、今回は戦国大名・北条家の始祖、北条早雲に扮したタレント、柳沢慎吾さんの掛け声とともに武者隊が出陣した。
武者隊には北條五代の小田原城主を模した行列のほか、地元の吹奏楽部、御輿(みこし)など総勢およそ1700人が参加して、小田原市内を練り歩き、観光客含め訪れた見物客およそ24万人を楽しませた。

岸田外相 スー・チー氏と会談 全面支援を表明

岸田外相 スー・チー氏と会談 全面支援を表明

岸田文雄外相は5月3日、ミャンマーの首都ネピドーでアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相と会談した。同国の民主化運動を率いてきたスー・チー氏が党首を務める国民民主連盟(NLD)による政権が3月に発足して以来、日本の閣僚が会談するのは初めて。
会談で岸田氏は「日本はミャンマー新政権に官民挙げて協力していく」と表明。新政権が重視する雇用創出や保健、教育、農業、インフラ、財政・金融などの分野で全面的に支援する方針を伝えた。
スー・チー氏は「常に日本国民が善意を持って後押ししていただいていることに感謝したい」と述べ、ミャンマー民主化へのこれまでの支援に謝意を表した。また、雇用創出や農業分野での日本の支援に期待を示した。
このほか、岸田氏は早期の訪日を招請し、スー・チー氏は「次回は日本でお会いしましょう」と応じた。

旧海軍の拠点・鎮守府など新たに19件が日本遺産に

旧海軍の拠点・鎮守府など新たに19件が日本遺産に

文化庁はこのほど、地域の有形・無形の文化財で構成した”ストーリー”を認定する日本遺産に、新たに19件を認定した。
旧海軍の拠点、鎮守府が置かれていた4市が申請した「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴」(神奈川・広島・長崎県、京都府)は、砲台や造船施設などが構成文化財で、軍港の施設とともに、水道や鉄道なども重点整備され、日本の近代化を推し進めた側面を打ち出した。
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城・福島県からも、「政宗が育んだ”伊達”な文化」(宮城県)と、「会津の三十三観音めぐり~巡礼を通して観た往時の会津の文化~」(福島県)、「未来を拓いた『一本の水路』-大久保利通”最期の夢”と開拓者の軌跡 郡山・猪苗代-」(同)の3件が選ばれた。

忘れられた大阪の近代工芸 大阪歴史博物館で特別展

忘れられた大阪の近代工芸  大阪歴史博物館で特別展

十分に世に知られないまま、忘れられた大阪の職人らによる「近代大阪職人(アルチザン)図鑑-ものづくりのものがたり」が、大阪歴史博物館(大阪市中央区)で現在、開館15周年記念特別展として開催されている。
前身の大阪市立博物館の40年を加えた55年間の調査・収集で明らかになった大阪の職人や工芸家の作品約170点が、テーマを3章に分けて展示されている。
名工でありながら惜しくも名を残せなかった大阪の職人「アルチザン」が残した近代工芸作品に、その気概や息吹を感じることができる。中には、今回初公開となる作品もある。6月20日まで。

春の大空泳ぐ1,000匹のこいのぼり 大阪・高槻市

春の大空泳ぐ1,000匹のこいのぼり 大阪・高槻市

大阪府高槻市の芥川沿いの芥川堤公園で大型連休に合わせ「こいのぼりフェスタ1000」が始まっており、約1,000匹の色とりどりのこいのぼりが春の大空泳いでいる。
芥川の環境保全などを目的に毎年開催されているもので、こいのぼりは地元園児らの手作りや市民からの寄贈で集められた。今年で25回目。5月6日まで行われる。
5日までの午後6~9時にはライトアップされ、1,000匹のこいのぼりが夜空に舞う姿は圧巻で、昼とはまた違った趣がある。

小田原城天守閣 新装公開「平成の大改修」終了

小田原城天守閣 新装公開「平成の大改修」修了

神奈川県の小田原城の天守閣が、2015年7月から行われていた「平成の大改修」を終え、5月1日から一般公開が始まった。
戦国時代、ここを本拠とした北条氏の「難攻不落」の城として知られた小田原城は、2015年7月から耐震工事などの「平成の大改修」が行われていた。1日、装いを新たにした天守閣が一般公開され、訪れた観光客らは真っ白に化粧し直された天守閣や、一新された展示物に見入っていた。
一般公開初日となった1日の入館料は、今回の地震で大きな被害を受けた熊本城の復旧に向けて全額寄付されるという。

人的交流拡大へ訪日中国人のビザ緩和 岸田外相表明

人的交流拡大へ訪日中国人のビザ緩和 岸田外相表明

北京時事によると、岸田文雄外相は4月30日、中国の王毅外相との会談で、日中両国間の人的交流を一層拡大させるため、日本を訪れる中国人に発給するビザ(査証)の緩和を決定したと伝えた。王氏はこれを歓迎した。
今回の見直しでは、商用目的の渡航者や文化人らを対象にした数次ビザの有効期間を、従来の「最長5年」から「最長10年」に延長。また、中国教育部直属の大学75校の学生・大学院生らに対し、一次ビザの申請手続きを簡素化する。日本政府は早期の運用開始に向け準備を急ぐ。

大阪・新梅田シティに60匹のこいのぼり 7カ国語で紹介

大阪・新梅田シティに60匹のこいのぼり 7カ国語で紹介

5月5日の「こどもの日」を控え、梅田スカイビル(大阪市北区)にある広場「新梅田シティ」に60匹のこいのぼりが登場した。60匹ものこいのぼりが空に舞い躍る姿は壮観だ。
同ビルは空中庭園などで訪日外国人観光客の人気スポットにもなっている。そのため、外国人観光客に「こいのぼりは子供たちの成長を願うシンボル」との説明を、外国人にも分かるようにタイ語、ドイツ語など含め7カ国語で電光掲示板に表示、紹介している。5月8日まで。

京都・城南宮で「曲水の宴」平安の雅の世界再現

京都・城南宮で「曲水の宴」平安の雅の世界再現

京都・城南宮(京都市伏見区)で4月29日、平安時代の貴族の歌会を再現した「曲水の宴」が行われた。新緑に囲まれた庭園で、狩衣(かりぎぬ)や小袿(こうちぎ)といった色とりどりの装束を身にまとった歌人7人が、歌題の「卯花」に合わせた歌を短冊に認(したた)めていく。訪れた約2100人の観客らは、ひととき宮中の雅(みやび)の世界に浸っていた。
曲水の宴は、古代中国で始まったとされ、平安時代に朝廷の貴族の間で行われていたという宮中行事。「遣水(やりみず)」と呼ばれる曲がりくねった小川に酒盃を乗せた器を流し、ほとりに座った歌人が手元に杯が流れてくるまでに歌を詠み、盃を飲み干す。