月別アーカイブ: 2016年6月

歌麿の浮世絵 史上最高値8,800万円で落札 パリ競売

歌麿の浮世絵 史上最高値8,800万円で落札 パリ競売

AFP時事によると、フランス・パリで6月22日行われた競売で、江戸時代の浮世絵師、喜多川歌麿の版画が74万5,000ユーロ(約8,800万円)で落札されたことが分かった。
主催者によると、落札額は日本の木版画としても、歌麿の作品としても史上最高という。落札されたのは歌麿の連作画集「歌撰恋之部」に含まれる「深く忍恋」。
ポルティエ(Portier)家が4世代にわたって所有してきた150万ユーロ(約1億7,800万円)相当のコレクションの目玉で、落札予想価格は約10万ユーロ(約1,190万円)だった。
このほか、東洲斎写楽の谷村虎蔵の役者絵は10万1,000ユーロ(約1,200万円)、歌川国政の岩井半四郎の役者絵は7万8,680ユーロ(約930万円)でそれぞれ落札された。

京阪・中之島駅が仮設”ホーム酒場”に OLらでにぎわう

京阪・中之島駅が仮設”ホーム酒場”に OLらでにぎわう

京阪電車中之島線の「中之島駅」(大阪市北区)の3番線に停車した電車とホームで、飲食を楽しめるイベント『中之島駅ホーム酒場』が6月22日、初めて開催された。
仕事帰りのビジネスマンやOLら多くの人たちが訪れ、中之島駅ホーム酒場は開業以来初のなごやかな雰囲気で、にぎわいをみせた。通常は営業運転している「2200系」車両内に立ち飲み、ちゃぶ台、囲炉裏席が設けられ、全体がレトロな雰囲気を醸し出していた。
サントリーの生ビールや京都・伏見の「中畝酒店」の日本酒、「すえひろ」の天むす、大津線「おでんde電車」の名物おでんなど、中之島エリアや京阪沿線の人気店のメニューが顔を揃えていた。

大阪の漢検受験者 全国で唯一5年連続増 15年度14万人

大阪の漢検受験者 全国で唯一5年連続増 15年度14万人

大阪の「漢検(日本漢字能力検定)」受験者数が、全国で唯一5年連続増加している。
一時のブーム的状況から一服、漢検全体の受験者数は近年、微減傾向が続き2015年度は201万8,000人。そうした中で、大阪府は10年度の11万8,000人から増え続け、15年度は14万2,000人となった。表彰される成績優秀者も相次いでいる。

大政奉還150年 京都二条城で16自治体首長サミット開催

大政奉還150年 京都二条城で16自治体首長サミット開催

京都市は6月20日、2017年の「大政奉還150周年」を記念したプロジェクトの概要を明らかにした。
幕末に京都で活躍した雄藩の先人らとゆかりのある16自治体と連携し、大政奉還の舞台となった世界遺産・二条城(中京区)の二の丸御殿大広間で首長のサミットを開催する予定。京都を中心に繰り広げられた激動の明治維新を振り返るとともに、都市間連携による地方の活性化を目指す。
参画するのは、京都守護職を務めた会津藩主松平容保ゆかりの福島県会津若松市、15代将軍・徳川慶喜ゆかりの居住地、東京都千代田区、木戸孝允や高杉晋作らゆかりの山口県萩市、坂本龍馬の国家観や思想に大きな影響を与えたとされる横井小楠ゆかりの熊本市など。
2017年1月にオープニングイベントを京都市内で開き、明治維新に関わった様々な人たちの功績や歴史的意義を考える。また、10月には倒幕派と佐幕派ゆかりの自治体関係者が一堂に会する。

USJ「ミニオン」エリア17年開業「バック・トゥ‥」跡地

USJ「ミニオン・エリア」17年開業 「バック・トゥ‥」跡地

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)に2017年、「ミニオン・エリア」がオープンする。
世界興行収入約1,200億円を超える大ヒットとなった2015年公開の映画「ミニオンズ」に登場する、バナナが大好物の謎の生物「ミニオン」をテーマにした同エリア。世界に3カ所ある、ミニオンおよびミニオン関連施設の中では最大規模となる見込み。
場所は5月末に運営終了した「バック・トゥ・ザ・フューチヤー・ザ・ライド」を含む跡地。ミニオンのライド・アクションほか、日本オリジナルで開発したショップやフードカート、インタラクティブ・エリアとなる。

「寄付金付きコーヒー」で地域貢献 協力の”輪”拡大中

「寄付金付きコーヒー」で地域貢献 協力の”輪”拡大中

大阪市淀川区内のコーヒー豆輸入販売業者が、地域貢献につながる「寄付金付きコーヒー」(寄付カフェ)の取り組みを進めている。焙(い)りたてや本部一宮物産(淀川区西中島5丁目)で、6月から地元の淀川区だけでなく、市内全域に協力店舗や企業にその”輪”を拡大中という。
この取り組みは2015年9月からスタート。寄付カフェのシステムは、同社が協力店に寄付金付きコーヒー豆を販売し、売り上げに応じて5~10%を淀川区役所か淀川区社会福祉協議会に寄付する仕組み。
協力店は寄付金付きであることを分かるようにして提供するが、利用客に新たな負担はない。寄付金はまちづくりの事業などに還元され、利用客はコーヒーを飲むだけで、地域貢献につながるというわけだ。淀川区では口コミで9店舗に広がり、一般企業や団体も5団体が取り組むようになっている。

大阪市「外国人家政婦」制度の事業者向け説明会

大阪市「外国人家政婦」制度の事業者向け説明会

大阪市での外国人による家事支援サービス事業の開始を前に、事業者向けの説明会が開かれた。説明会には家事代行業のダスキンなど8社が参加し、大阪市の担当者などから、いわゆる「外国人家政婦」制度の説明を受けた。
これまでの法律では、外国人は家政婦として日本に在留することはできなかったが、法改正により国家戦略特区では認められることになり、2016年4月、大阪市が特区として認可を受けた。
申請の受け付けは6月15日から始まっており、大阪市や内閣府などで構成される第三者協議会が、事業者の適性を判断するとしている。

自転車保険義務化「エキスポシティ」で啓発イベント

自転車保険義務化「エキスポシティ」で啓発イベント

大阪府は7月1日から自転車保険の加入を義務付ける条例を施行する。これを直前に控えた6月17日、吹田市の商業施設「エキスポシティ」で啓発イベントを行った。
同イベントには芸人の安田大サーカスの安田さん、シャランQのまことさんも参加し、幼稚園児と交通安全教室を行い、乗車時のヘルメット着用や交通ルール順守を呼び掛けた。
オープニングであいさつした松井一郎府知事も自転車事故の加害者に多額の損害賠償が発生していることを挙げ、保険への加入を呼び掛けた。

熊本城の天守閣などの被害210億円 熊本市が試算

熊本城の天守閣などの被害210億円 熊本市が試算

熊本市は6月17日、熊本地震で甚大な被害を受けた熊本城の天守閣、本丸御殿、飯田丸五階櫓(やぐら)の3つの復元構造物などの被害額を計約210億円と試算し市議会に報告した。
53カ所約8,000平方㍍が崩落した石垣の約350億円と合わせ、被害額は約560億円となった。市は今後、文化庁と協力して残り17の復元構造物や13の重要文化財の調査を進める。

大阪・心斎橋筋北商店街で夏祭り「愛染祭」をPR

大阪・心斎橋筋北商店街で夏祭り「愛染祭」をPR

大阪市中央区の心斎橋筋北商店街で6月16日、「愛染祭」(6月30日~7月2日)のPRを兼ねた「商売繁盛祈願道中」があった。
あでやかな浴衣姿の、一般公募のキャンペーンガール「愛染娘」ら約30人がアーケードで祭の到来を触れて回った。一行は「愛染さんじゃ、宝恵かご」の掛け声を響かせながら、中央大通から長堀通までをにぎやかに練り歩いた。
愛染祭は大阪の夏祭りのトップを切る愛染堂勝鬘院(大阪市天王寺区)の伝統行事で、約1,400年の歴史があるとされ2015年、市指定の無形民俗文化財となっている。