月別アーカイブ: 2016年6月

住民の安全・安心守る最新情報発信 防犯防災総合展

住民の安全・安心守る最新情報発信 防犯防災総合展

大阪市住之江区のインテックス大阪で6月9~10の両日、防犯や防災の最新情報を発信する西日本最大級の催し「防犯防災総合展 in 2016」が開かれた。関係企業や行政など約150社・機関が出展した。
功妙化する犯罪や熊本地震など大規模自然災害が多発する中、防犯・防災意識は高まりをみせている。津波対策避難用シェルターや建物浸水対策用の止水板、最新の防犯カメラシステム、さらには近年、様々な分野で使用用途の探索が進められている無人航空機ドローンなどのブースに、とりわけ大きな人だかりができていた。

「時の記念日」滋賀県・近江神宮で漏刻祭

「時の記念日」滋賀県・近江神宮で漏刻祭

「時の記念日」の6月10日、日本で初めて水時計(漏刻=ろうこく)を設置した天智天皇ゆかりの近江神宮(滋賀県大津市)で、恒例の「漏刻祭」が行われた。
漏刻祭では、王朝装束をまとったびわ湖大津観光大使や時計業界の関係者らが、掛け時計や腕時計など最新モデル7点を奉納。業界の繁栄を願った。
『日本書紀』によると、天智天皇は671年4月25日、近江大津宮に漏刻を設置し、時刻制度を導入したとされる。これを記念して、この日を太陽暦に換算した6月10日が大正9年、「時の記念日」に制定された。

京都・八坂神社前に日本初の”漢字”ミュージアム6/29開館

京都・八坂神社前に日本初”漢字”ミュージアム6/29開館

京都に6月29日オープンする日本初の”漢字”ミュージアムが9日、報道陣に公開された。国内外から多くの観光客が訪れる京都・八坂神社の目の前に誕生した日本で初めての漢字専門の博物館だ。
5年前に閉校した中学校の跡地に、”漢検”を運営する「日本漢字能力検定協会」が総工費およそ25億円をかけて建設した。
館内には遊びながら漢字を学べるおよそ30種類のゲームなどが用意されている。施設の目玉は漢検協会が毎年、年末に発表する「今年の漢字」。2015年、清水の舞台で書かれた「安」の字の実物のほか、過去21年分の歴代の「今年の漢字」も展示されている。
漢検漢字博物館図書館の高坂節三館長は「漢字文化の研究、普及活動に広げていきたい」としている。年間20万人以上の来館を見込んでいる。

アジサイ、ハナショウブが見ごろ 大阪・長居植物園

アジサイ、ハナショウブが見ごろ 大阪・長居植物園

大阪・長居公園(大阪市東住吉区)内の市立長居植物園で現在、アジサイとハナショウブが見ごろを迎えている。
同園のアジサイ園は面積3,800平方㍍で約30品種・約6,200株、ハナショウブ園は452平方㍍で40品種・約900株で、それぞれ訪れる人の目を和ませている。いずれも6月末ごろまでが見ごろという。このほか、同園内の大池でスイレンも咲き始めている。
開園時間は9時30分~17時。入園料は大人200円、中学生以下は無料。月曜日定休(祝日の場合は翌日)。

キリシタン大名・高山右近に国内外で関心 大阪で式典へ

キリシタン大名・高山右近に国内外で関心 大阪で式典へ

禁制下の江戸時代に国外追放されたキリシタン大名・高山右近(1552?~1615年)を、キリスト教カトリックの崇敬対象「福者」と称える式典が2017年2月にも大阪で開かれる見通しだ。その式典を控え国内外の右近ゆかりの地では、多くのキリシタン戦国大名が棄教した中で、地位や財産を捨て、信仰に殉じた右近の生きざまに関心が高まっている。
織田信長、豊臣秀吉の事実上の治政下、安土桃山時代に右近が12年間にわたり、城主を務めた大阪府高槻市。カトリック高槻教会では信徒が今年4月から、右近の生涯と信仰について学ぶ連続講座を開いている。
今年1月21日、バチカンが右近を「福者」と認定したことを受け、高槻市も右近ゆかりの地を紹介するパンフレットを作製し、観光資源としてPRに乗り出した。
イタリア人女性映画監督のリア・ジョバナッツイ・ベルトラミさん(48)は、ドキュメンタリー映画『右近サムライ 剣の道、十字架の道』(イタリア版43分、英語版37分)を製作した。この中で戦国武将だけでなく、カトリック信仰を死守する一方、茶道など日本の文化にも通じていた文化人、右近の姿が描かれている。DVD化されて、イタリア国内で9月1日から発売される予定。

イオン 6/11にカンボジアで森林再生へ第2回植樹

イオン 6/11にカンボジアで森林再生へ第2回植樹

公益財団法人イオン環境財団は6月11日、カンボジアで第2回「カンボジア プノンペン植樹」を実施する。今回植樹を実施するプノンタマウ野生生物保護センターは、首都プノンペンから約45㌔南方に位置するカンボジア最大級の野生生物保護区。現在絶滅の危機にある生物を含む98種約1,200以上の動物が保護されている。
イオン環境財団は、同センター内の森林再生と生物多様性の保全に取り組むため、2015年より3カ年計画で植樹をスタートした。初年度は日本とカンボジアのボランティア730人とともに地域に自生する苗木7,000本の木を植えた。今回は650人のボランティアと7,000本を植え、3年間で計2万1,000本を植樹する計画だ。
11日の植樹会にはカンボジアのソク・アン副首相、農林水産、環境の両閣僚ら政府関係者、日本から同財団の岡田卓也理事長らが出席する予定。

「水都大阪のまちづくり」都市計画の最高賞に輝く

「水都大阪のまちづくり」都市計画の最高賞に輝く

“水都大阪”を復活させる官民連携の都市再生プロジェクト「水都大阪のまちづくり」がこのほど、都市計画にあって最高の栄誉となる日本都市計画学会の2015年度「石川賞」を受賞した。
大阪の新たな可能性を生かし、水辺のかつてない魅力を多数創出させるとともに、産官学と地域が継続性を持って連携し続けてきたことが評価された。
同賞は都市計画の進歩、発展に高い功績をあげた個人または団体に贈られるもので、大阪都心を対象にしたまちづくりの実績としては初の受賞となる。

天神祭本宮祭の平日開催で今年の人出十数万人増の見込み

天神祭本宮祭の平日開催で今年の人出十数万人増の見込み

天神祭渡御行事保存協賛会はこのほど、今年の天神祭の人出が数万人から十数万人増えるとの見通しを示した。これは奉納花火のある本宮祭(7月25日)が月曜にあたり、平日の場合、仕事帰りの会社員らが立ち寄るなど、人出が増えると予想されるため。
これにより、7月24日の宵宮祭と合わせた人出は135万人前後と予想している。このため安全な運営に向け、警備体制や交通規制への対応を警察などと調整していく。

「花しょうぶ園」ライトアップ開始 枚方・山田池公園

「花しょうぶ園」ライトアップ開始 枚方・山田池公園

大阪府枚方市の山田池公園の「花しょうぶ園」が6月4日からライトアップされた。同園は5月末から一般公開され、現在ハナショウブは八分咲きで、同園担当者によると例年よりも早めに満開になる見込みという。
2,380平方㍍の敷地に約130種8,000株のハナショウブが咲くさまは見事で、訪れる人の気持ちを大いに和ませてくれる。ライトアップは6月12日まで。開園時間は9時30分~19時、ライトアップ期間中は20時30分まで開園時間を延長する。入園無料。

宮城・多賀城内内館跡 空撮で室町後期の屋敷跡発見

宮城・多賀城内内館跡 空撮で室町後期の屋敷跡発見

宮城県多賀城市教育委員会によると、同市南宮の内館館跡(うちだてたてあと)で、室町時代後期の堀に囲まれた屋敷跡が見つかった。航空写真の分析で見つかった農地のクロップ(農作物)マークが発見のきっかけとなった。埋没していた遺構の影響で農作物の生育に違いが出ており、その場所を調べるとマーク通りに堀の跡が見つかった。
クロップマークは、JR東北線陸前山王駅から北西約1.5㌔の水田で確認された。航空写真では幅2~3㍍の二重の堀に囲まれた隣接する2区画の形がうっすらと浮き上がって見えた。堀の内側にあった井戸跡などからは漆器の椀(わん)、すり鉢型の土器、木製の下駄、ひしゃくなどの生活用品が出土。このほか、柱を立てた穴も数カ所確認され、有力者の屋敷跡と推定された。
多賀城西部は、鎌倉時代の陸奥国府留守所(るすどころ)の長官の子孫で、代々この地を治めた「留守氏」の屋敷跡がある。内館館跡は、室町時代後期の武将、留守顕宗(るすあきむね、1519~86年)が隠居後に暮らした地とされている。