月別アーカイブ: 2017年2月

エボラブルアジア・越法人 REM社へサービス提供

エボラブルアジア・越法人 REM社へサービス提供

エボラブルアジア(本社:東京都港区)のベトナム法人、Evolable Asia Co.,Ltd(本社:ベトナム・ホーチミン)は、WEB制作、SEO対策、WEBコンサルティングサービスを行うREM社(本社:東京都中野区)へ、ベトナムのITオフショア開発ソリューションの提供を開始した。
エボラブルアジアのラボ型ITオフショア開発ソリューションの提供を開始することで、REM社は各システムの開発を加速させ、一層の付加価値向上につなげたい考え。
エボラブルアジアはベトナムのホーチミン、ハノイ、ダナンに拠点を持ち、約550人のエンジニアが在籍している。東南アジアにおける日系最大規模のITオフショア開発会社。

西陣織で再現した若冲の作品展、けいはんなプラザ

西陣織で再現した若冲の作品展、けいはんなプラザ

江戸時代の絵師、伊藤若冲(1716~1800年)の生誕300年を記念して、代表作を西陣織の掛け軸や額に仕立てた作品の展示会が2月17~20日まで、京都府精華町光台のけいはんなプラザ2階ギャラリーで開かれた。
今回、西陣織で再現されたのは代表作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」はじめ、「梅花群鶴図(ばいかぐんかくず)」「諸魚図(しょぎょず)」など23点。帯幅に合わせ掛け軸は実物の3分の1、額は4分の1ほどの大きさで表現している。
金や銀など12色の経糸(たていと)2700本、緯糸(よこいと)2万本を使い、西陣織職人が伝統技法を駆使して若冲の色鮮やかな作品世界を再現している。
西陣美術織工房(京都市上京区)が企画した。

福呼ぶ「宝木」奪い合う 岡山・西大寺で奇祭はだか祭

福呼ぶ「宝木」奪い合う 岡山・西大寺で奇祭はだか祭

岡山市東区の西大寺観音院で2月18日夜、真っ白のまわし姿の男たちが福を呼ぶという木の棒「宝木(しんぎ)」を奪い合う「西大寺会陽(さいだいじえよう)」(通称はだか祭)があった。この奇祭は室町時代に始まったとされ、今年で508回目。
午後10時ごろに境内の明かりが消され、住職が高さ約4㍍の本堂の御福窓(ごふくまど)から2本の宝木(長さ約20㌢)を投げ込むと、冷水で身を清めた約1万人の男たちが激しい争奪戦を繰り広げる。厳しい寒さの中にもかかわらず、体と体のぶつかり合いで湯気が立ち上るほど。
そんな争奪戦を経て宝木を手に境内を出た男性が今年の「福男」になった。

三菱自動車 フィリピンで「ミラージュG4」生産開始

三菱自動車 フィリピンで「ミラージュG4」生産開始

三菱自動車は2月17日、フィリピンの生産・販売会社、ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下、MMPC)の車両生産工場(ラグーナ州サンタローザ市、マニラの南東約45㌔㍍)でコンパクトセダン「ミラージュG4(他地域名:アトラージュ)」の生産を開始したと発表した。同国政府の自動車産業育成政策「CARS Program」の支援を受けた案件としては初となる。
同工場は年間5万台の生産能力を持ち、5月からはコンパクトカー「ミラージュ」も生産開始する予定。MMPCの2016年暦年の販売台数は前年比12.9%増の5万9480台(シェア15.3%)となり、10年連続で過去最高を更新している。

INPEX 豪イクシスLNGプロジェクト 施設の命名式

INPEX 豪イクシスLNGプロジェクト 施設の命名式

国際石油開発帝石(INPEX)は、オーストラリア連邦で操業主体としてプロジェクトパートナーとともに進めているイクシスLNGプロジェクトの主要施設、沖合生産・処理施設(CPF)および沖合生産・貯油出荷施設(FPSO)の建造作業が完了し、このほど建造地の韓国で命名式を執り行った。
命名式はオーストラリア連邦政府ビショップ外相やマーティン元北部凖州首相等オーストラリア政府要人をはじめ、同プロジェクトの関係者多数の来賓出席のもと執り行われた。CPFが「イクシス エクスプローラー」、FPSOが「イクシス ベンチャラー」とそれぞれ命名された。

「東アジア文化都市2017京都」合同イベント開幕

「東アジア文化都市2017京都」合同イベント開幕

日本、中国、韓国の3都市で交流を行い、1年を通じて文化芸術イベントを開催する「東アジア文化都市2017京都」の開幕式典が2月18日、京都・ロームシアター京都(京都市左京区)で開かれた。
会場には、今回(2017年)の開催都市に選ばれている京都市や長沙市(中国)、大邱(テグ)広域市(韓国)の関係者はじめ、一般の来場者を含め約2000人が詰め掛けた。
門川大作・京都市長の開幕式典のあいさつの後、日中韓文化交流公演や湖南省の少数民族トン族の民族舞踊、大邱広域市のミュージカルガラやオペラガラの上演、そしてメンバー全員が京都出身のロックバンド「くるり」による開幕コンサートも開かれた。
今年は11月の閉幕まで、世界遺産・二条城を舞台にした現代アートの展覧会が、長沙市、大邱広域市との共同開催として実施される予定。2018年は金沢市が日本の開催地に内定している。
このイベントは、日中韓3カ国の文化大臣会合での合意に基づき2014年から開催されており、今回で4回目。東アジア域内の相互理解を促し、多様な文化の国際発信力を強化することが目的で、文化芸術による発展を目指す都市を3カ国からそれぞれ選定してイベントを催している。国内ではこれまで横浜、新潟、奈良の各市が文化都市に選ばれている。

富士通 ミャンマーで灌漑用水の水位把握を実証

富士通 ミャンマーで灌漑用水の水位把握を実証

富士通はこのほど、ミャンマーのタウングー地方で2016年12月25日から2017年1月31日にかけて実施した灌漑用水と河川の水位情報を簡単に管理できる2種類の実証実験の結果を、協力機関のミャンマー農業畜産灌漑省の灌漑局に報告した。
今回の実証では灌漑施設内や農地の灌漑用水位、および河川の水位を、現場に設置されている水位目盛から灌漑局の職員以外の農家や現場協力者が目視し、スマートフォンの専用アプリに入力することで、入力時間とGPSなどの情報とともに、灌漑局は各地のリアルタイムな水位を把握することが可能になった。これによりこのシステムが、誰もが手軽に利用でき、かつ灌漑用水や河川の情報管理に有効であることを確認できた。

中国銀行 ベトナム投資開発銀行と業務提携

中国銀行 ベトナム投資開発銀行と業務提携

中国銀行(本店:岡山市)は取引先企業の国際業務の支援体制拡充のため、ベトナムの地場金融機関、BIDV(ベトナム投資開発銀行)と業務提携した。
BIDVではハノイ、ホーチミンの2拠点にジャパンデスクが開設されており、複数の日本語対応スタッフが常駐し、日本語での対応を受けることができ、ベトナム事業に関してより幅広いサポートを受けられる。中国銀行のベトナム地場金融機関との提携は2件目。

日本総研 台湾工業技術研究院とシルバー産業で覚書

日本総研 台湾工業技術研究院とシルバー産業で覚書

日本総合研究所(東京都品川区)は、台湾の工業技術研究院(台湾・新竹県)と「シルバー産業の発展に関する台日国際連携促進プログラム」(覚書)を締結した。
2000年の介護保険制度の施行により発展してきたシルバー産業に関する日本の知見の活用ほか、日本企業の支援、参画を得ながら、台湾社会に適した制度設計やビジネスモデル構築に取り組んでいく予定。

「白虎隊」の講演録など山川健次郎の遺稿の新資料発見

「白虎隊」の講演録など山川健次郎の遺稿の新資料発見

会津藩出身で東京帝国大総長を務めた山川健次郎(1854~1931年)の死後に近親者らがまとめた遺稿の新資料がこのほど、古書店で発見された。戦前に刊行されたものなど種類の違う3点の遺稿資料がこれまで確認されており、今回が4点目になる。
これまでの遺稿資料では未確認の記事や講演録が5編収録されていた。このうち「白虎隊」について、1928(將和3)年、兵庫県の赤穂中(現・赤穂高校)で行った講演録が収録されていた。遺稿に白虎隊に関する講演録が収録されるのは、今回の新資料が唯一という。
このほか、「山川博士遺稿」と題が付けられた上・下巻の2冊に合わせて約500㌻の資料が見つかったが、内容は講演録や新聞への寄稿などで多くがすでに確認されている遺稿資料3点と重複していた。
山川は晩年、戊辰戦争を」会津藩側の立場からみた「会津戊辰戦史」(山川の死後の1933年出版)の編纂を進めていた。