内陸部の岐阜で1700万年前のヒゲクジラの化石発見

内陸部の岐阜で1700万年前のヒゲクジラの化石発見

岐阜県瑞浪市化石博物館は4月28日、海のない岐阜県の同市内で約1700万年前のヒゲクジラ類とみられる化石が発見されたと発表した。
同館と名古屋大学などの調査の結果、約1700万年前には海底だった「瑞浪層群明世(あけよ)層」と呼ばれる地層から頭骨や耳骨、下顎(かがく)、肋骨(ろっこつ)、背骨など約40点を確認した。全長は推定4~5㍍。頭部から尾の先までほぼすべての部位がまとまって見つかったのは、東海地方では初めてといい、新種の可能性もあるという。