月別アーカイブ: 2017年10月

シャープ中間決算3年ぶり黒字 通期最終黒字690億円へ修正

シャープ中間決算3年ぶり黒字 通期最終黒字690億円へ修正

シャープの今年度のグループ全体の中間決算は、鴻海精密工業と連携したコスト削減や液晶パネルや液晶テレビの売り上げが増加したことなどで、最終的な損益が347億円余りの黒字と、中間決算としては3年ぶりに最終黒字となった。
売上高は1兆1151億円余(前年同期比21.3%増)となった。タブレット向けをはじめとした中小型液晶パネルや、中国、欧州での液晶テレビの販売が好調だった。
今年度の通期業績予想は、売上高は2兆5100億円と据え置いた。最終利益は690億円と、5月時点の予想から100億円上方修正した。

インド・サナンド地区に進む日本企業向けの工業団地整備

インド・サナンド地区に進む日本企業向けの工業団地整備

インド製造業ハブとしての成長期待が高まるグジャラート州で、同州政府が工業団地の開発を進めている。「マンダル日本企業専用工業団地」およびサナンド・コーラジ地区の「サナンドⅢ(コーラジ)工業団地(仮称)」だ。
同州における日本企業のモノづくり拠点の一つ、マンダル日本企業専用工業団地は州政府が開発・運営し、ジェトロが入居手続き、インフラ、各種の投資環境整備を支援している。
同州政府がマンダルに続く日本企業向け工業団地として開発を進めているのが、サナンドⅢコーラジ工業団地は、州が道路などの物流インフラ、生活環境(医療、インターナショナルスクールなど)の整備をしたうえで、日系企業に優先的に分譲する団地と位置付けている。
日本企業誘致対象ゾーンの規模は1750エーカーを予定。同地区はアーメダバード市内から西に幹線道路の州道7号線(SH7)を車で40分ほどに位置し、利便性の高い立地といえる。新工業団地は既存のサナンド工業団地からSH7沿いに6㌔㍍西に位置し、スズキ・モーター・グジャラート(SMG)からは車で約1時間半、ホンダ・モーターサイクルアンドスクーター・インディア(HMSI)の第4工場からは1時間程度の場所だ。

中国GDP 第3四半期は6.8%に減速 通年目標6.5%は上回る

中国GDP 第3四半期は6.8%に減速 通年目標6.5%は上回る

通商弘報によると、中国の2017年第3四半期の実質GDP成長率は6.8%となり、第1、第2四半期から0.1㌽低下した。民間投資や工業生産の減速などが影響した。1~9月は6.9%となった。
国家統計局は「穏中向好(安定の中、向上あり)」「穏中有進(安定の中、進歩あり)」の方向に進む傾向が続いてとし、2017年通年では目標の6.5%前後を上回るとの見込み示している。

枚方市で「井伊直虎」テーマの菊人形展始まる

枚方市で「井伊直虎」テーマの菊人形展始まる

大阪府枚方市・岡東中央公園などで、歴史上の人物の菊人形展始まった。今年のテーマはNHKの大河ドラマ「おんな城主直虎」で、菊花に彩られ、馬に乗った凛々しい井伊直虎や、徳川家康が刺客に狙われる場面などが展示されている。
ただ、台風21号の影響で設営が大幅に遅れ、予定されたすべての作品が揃うのは28日になるという。展示は11月13日まで。
枚方市ではおよそ100年前から街の賑わいづくりとして、京阪電鉄が運営する枚方パークで菊人形展が開催されてきたが、後継者不足などで12年前に途絶えた。その後、再開を望む声が多く、市民が引き継ぐ形で続けられている。

三井造船 インドネシアにコンテナ荷役用クレーン製造会社

三井造船 インドネシアにコンテナ荷役用クレーン製造会社

三井造船(東京都中央区)は運搬機事業のさらなる拡大・強化のためインドネシアにコンテナ荷役用クレーンを製造する会社「PT.MES Machinery Indonesia」(インドネシア・バタム島)を設立した。
新会社の資本金は500億ルピア(約4億2000万円)。新会社の製造能力はポーテーナ4台、トランステーナ30台/年規模になる予定。
新会社で製造されるクレーンはインドネシア国内のみならず、将来的にはマレーシア、ベトナム、ミャンマー、フィリピン、タイなど東南アジア各国に輸出される予定。インドネシアで製造することで、製造コストだけでなく、大分事業所からの輸出に比べ輸送コストも削減できる見込み。

JALとWi2 訪日旅客のWi-Fi支援アプリで連携

JALとWi2 訪日旅客のWi-Fi支援アプリで連携

日本航空(本社:東京都品川区、以下、JAL)とKDDIグループのワイヤ・アンド・ワイヤレス(本社:東京都中央区、以下、Wi2)は、訪日旅客の増加が見込まれる2020年に向け、訪日旅客のWi-Fi支援アプリに関する取り組みを共同で行う。
Wi2はJALの協力のもと、Wi2が運営する日本全国20万カ所以上のWi-Fiアクセスポイントに自動接続するAndroid/iOS対応の訪日旅客向けWi-Fi接続支援アプリ「JAL Explore Japan Wi-Fi」アプリを開発し、Android版の配信を10月17日から、同26日からiOS版の配信をそれぞれ開始した。

JERA マレーシアLNG社とLNG売買で基本合意

JERA マレーシアLNG社とLNG売買で基本合意

東京電力グループ会社と中部電力の折半出資による合弁会社JERA(東京都中央区)は10月25日、Malaysia LNG Sdn.Bhd.(マレーシアLNG社)との間で、LNG売買に関して基本合意した。これにより、JERAは2018年4月~2021年3月の3年間にわたり年間最大約250万㌧のLNGをマレーシアLNG社より購入する予定。引渡条件はDESおよびFOB.

JTB西日本、道頓堀商店会と連携協定を締結

JTB西日本、道頓堀商店会と連携協定を締結

道頓堀商店会とJTB西日本(本社:大阪市中央区)は10月26日、大阪最大級の慣行集客拠点、道頓堀を世界に誇る観光地へと発展させるため、観光の視点から街全体の価値を高める取り組みを行う「エリアマネジメント分野の連携に関する協定」を締結した。
今回の連携締結により、両者は歴史ある道頓堀の「食とエンターテイメント」を現代の観光の視点から磨き上げ、道頓堀全体を”テーマパーク”と捉えて、その魅力開発、利便性向上、エリアのブランド価値向上のための連携事業を行う。2018年春にはノンバーバル(非言語)・ライブエンターテイメント「道頓堀presentsフードミュージカル Gotta」が道頓堀ZAZA(大阪市中央区道頓堀)で公演される。

ソースネクスト 世界50言語を話しかけるだけで「通訳」

ソースネクスト 世界50言語を話しかけるだけで「通訳

ソースネクスト(本社:東京都港区)は12月14日から、世界50言語に対応し、話しかけるだけで指定した言語へ訳して、音声で返してくれる先進のデバイス「POCKETALK(ポケトーク)」を発売する。
世界61カ国で使える専用グローバルSIMをセットしたモデル(2万9800円・税別)と、Wi-Fiで利用できる本体のみのモデル(2万4800円・税別)をそれぞれホワイト/ブラックで発売する。また、専用グローバルSIMのみ(1万円・税別)の購入もできる。2020年までに50万台の販売を目指す。

日本電子材料 シンガポールに子会社 需要増に対応

日本電子材料 シンガポールに子会社 需要増に対応

日本電子材料(兵庫県尼崎市)は、シンガポールに全額出資により子会社を設立する。新会社「JEM Asia Pte.Ltd.(仮称)」の資本金および設立時期は未定。半導体検査用部品(プローブカード)の販売およびメンテナンスを手掛ける。
シンガポールをはじめとした東南アジアで、半導体の生産拡大によるプローブカード需要の増加が予想されることを踏まえ、新たにシンガポールに現地法人を設立し、海外事業の強化を図る。