月別アーカイブ: 2018年9月

アグリHDとJALグループ会社が香港に合弁会社設立

アグリHDとJALグループ会社が香港に合弁会社設立

アグリホールディングス(本社:東京都中央区)と日本航空(以下、JAL)グループのJupiter Global Limited(本社:香港)は8月29日、香港における日本産品のオールジャパンでの輸出・物流・流通、プロモーションを支援するプラットフォームとして合弁会社JP Bridge Limited(所在地:香港)を設立したと発表した。
新会社の資本金は200万香港ドル。日本・香港間で産地・飲食店・小売店・商社・物流会社などが物流、商流、マーケティングで、不足する機能を補い、日本産品と食のグローバル・バリューチェーン構築を支援するプラットフォームとなる。様々な関係者と協力する、足りないところを埋めることで、競合という発想を捨て、オールジャパンでのバリューチェーン、サプライチェーン構築を推進していく。

パナソニック 欧州本社をオランダに移す 英のEU離脱で

パナソニック 欧州本社をオランダに移す 英のEU離脱で

パナソニック(本社:大阪府門真市)は、欧州本社を10月に英国からオランダのアムステルダムに移すことを明らかにした。英国の欧州連合(EU)離脱に対応した措置。
パナソニック欧州事業の実質的な本拠は、ドイツ・フランクフルト近郊のヘッセン州ウィースバーデンにあるが、組織上、事業を統括する「パナソニックヨーロッパ」の所在地は、英国ロンドン近郊のバークシャー州ブラックネルとなっている。同地には数十人が在籍しているが、本拠移転に伴い半分以上をオランダに移すとしている。

エーザイ「レンビマ」韓国で肝細胞がん1次治療薬の承認取得

エーザイ「レンビマ」韓国で肝細胞がん1次治療薬の承認取得

エーザイ(本社:東京都文京区)は8月29日、マルチキナーゼ阻害剤「レンビマ」について、切除不能な肝細胞がんに対する単剤での1次治療薬として、韓国食品医薬品安全処から、現地子会社、エーザイ・コリア・インクが承認を取得したと発表した。
今回の承認はアジアで日本に続く承認となる。また、韓国において肝細胞がんの全身化学療法の1次治療薬として、約10年ぶりの新たな治療薬の創出となる。

日本ゼオン タイにアクリルゴムの製造販売拠点設立

日本ゼオン タイにアクリルゴムの製造販売拠点設立

日本ゼオン(本社:東京都千代田区)は8月29日、アクリルゴムの製造・販売事業を展開するために、タイ・ラヨーン県に子会社を設立すると発表した。
新会社「Zeon Chemical Asia Co.,Ltd.」(仮称)の資本金は12億5000万タイバーツ(約41億6000万円)で、日本ゼオンが全額出資する。2018年10月中旬に設立する予定。
アクリルゴムは耐熱性、耐油性に優れた特殊ゴムの一つで、その特性を生かし内燃機関搭載車のシールやガスケット、ホースなどの素材として使用されている。パワートレインの電動化が進む一方、世界の内燃機関搭載車の伸びとターボ登載車比率の高まりに伴い、アジア地域を中心にアクリルゴムの需要増が見込まれる。この需要を着実に取り込むことで、合成ゴム事業のさらなる強化を目指す。

MHPS 天然ガス焚き発電設備で中国2社と覚書

MHPS 天然ガス焚き発電設備で中国2社と覚書

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は8月28日、中国東方電気集団有限公司および四川省投資集団有限公司との3社で、四川省投資集団が同省で計画する火力発電所に、最新鋭のJ形ガスタービンを採用するモデルプロジェクトについて、MOU(覚書)に調印した。
MHPSは、高効率機種に対する需要が一層高まる中国のガスタービン市場の中で、重要な位置を占める東方電気集団および四川省投資集団との関係を深め、四川省の発展に一層貢献していくのが狙い。
今回合意した覚書に基づき、MHPSは東方電気集団がJ形ガスタービンを製造するための体制整備に向け、技術支援する。

クアラルンプール日本産農水産物・食品輸出商談会に41社出品

クアラルンプール日本産農水産物・食品輸出商談会に41社出品

日本貿易振興機構(ジェトロ)は9月6日、農林水産省の「戦略的輸出拡大サポート事業の一環として、北海道、広島県と合同で、マレーシアのクアラルンプールで「クアラルンプール日本産農水産物・食品輸出商談会2018」を開催する。
同商談会には、ハラール認証を取得する9社を含む合計41社が参加し、マレーシアの約7割を占めるマレー系ハラール市場への輸出を目指す。