森永製菓 タイ・バンコク市内に販売子会社
森永製菓(本社:東京都港区)は5月13日、東南アジアエリアにおける新規市場開拓および営業拠点網の整備を目的として、タイ・バンコク市内に販売子会社を設立したと発表した。新会社「Morinaga Asia Pacific Co.,Ltd.」の資本金は5,714万タイバーツ(約2億円)で、森永製菓が全額出資する。
ウィラー シンガポールで自動運転プロジェクト
ウィラー(大阪本社:大阪市北区)のシンガポールの全額出資の子会社WILLERS PTE.LTD(以下、WILLERS)は5月14日、シンガポール最大のカーシェアリング事業者Car Club Pte.Ltd.(以下、CCPL社)と、Singapore Technologies Engineering Ltd(以下、STEL社)と自動運転の所要化に向けたコンソーシアムを同日、設立。6月中旬から国立公園「Jurong Lake Gardens(ジュロン・レイク・ガーデン)」で実証実験を開始するために、N-Parks(シンガポール国立公園局)と準備を開始したと発表した。
WILLERSがビジネスデザインの企画および運営を担い、CCPL社が運行オペレーション、STEL社が自動運転制御技術と車両のメンテナンスを行う。ジュロン・レイク・ガーデンでは6カ月間の無償テスト運行の後、有償での商用運行を2年6カ月行う。
IHI シンガポールでCO2のリサイクル技術のデモ装置開発
IHI(本社:東京都江東区)は5月13日、シンガポール科学技術庁傘下の化学工学研究所(ICES)と共同開発したメタン化触媒を用いて、CO2からメタンを製造するメタネーション技術のデモ装置を開発したと発表した。
IHIは生産・発電等の過程で排出されるCO2を回収・再利用し、水素と反応させることでメタンを生成する技術の開発に取り組んでいる。この技術によって生成したメタンを既存のパイプラインに供給することで、発電用燃料や都市ガスとして利用することが可能だ。IHIはICESと2011年から共同研究を行い、高い反応効率と耐久性を兼ね備えた独自のメタン化触媒を開発した。
JBICなど日本触媒のインドネシア法人に2億㌦の協調融資
国際協力銀行(JBIC)は5月13日、日本触媒のインドネシア法人、PT.NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(以下、NSI)との間で4月26日、民間金融機関との協調融資で総額2億米ドル(うちJBIC分は9,600万米ドル)の貸付契約を締結したと発表した。
これはNSIがインドネシア・ジャワ島西部のバンテン州チレゴンで手掛けるアクリル酸等の製造・販売事業に必要な資金を融資するもので、生産能力の増強および既存設備の効率化に充てられる。
アクリル酸は主に紙おむつや生理用品等に用いられる高吸水性樹脂あ粘接着剤あ塗料等に用いられるアクリル酸エステルの原料として利用されている。