月別アーカイブ: 2019年6月

モスフードサービス フィリピン合弁で27年度までに 50店舗チェーン展開

モスバーガーーを展開するモスフードサービス(本社:東京都品川区)は6月6日、フィリピンの大手小麦粉製粉会社General Milling社(ゼネラルミリング社)のグループ会社TOKYOCOFFEE HOLDINGSとパートナーシップ契約を締結、同社と合弁会社を設立し、フィリピンでの出店を開始すると発表した。まず2019年度内にマニラ首都圏に1号店を出店し、2027年度までに50店舗を出店する予定。モスバーガーチェーンの海外展開は、2012年の韓国以来7年ぶり9つ目の国・地域への出店となる。フィリピンにおける事業主体はMOS BURGER PHILIIPPINES社で、株主構成はモスフードサービス35%、TOKYOCOFFEE HOLDINGS65%。

 

CTCとウェルモ AI活用し訪問介護のヘルパー配置の最適化で実証実験

伊藤忠テクノソリューションズ(本社:東京都千代田区、略称:CTC)とウェルモ(本社:福岡市)は6月6日、訪問介護事業所や介護士の生産性向上への貢献を目的に、AIを活用して訪問介護のヘルパーを最適に配置するシステムを開発したと発表した。アスパル(所在地:福岡市)、グリーンケア(所在地:福岡市)、ナイスケア(所在地:東京都目黒区)の各事業所で、5月21日から6月末にかけてこのシステムの実証実験を実施する。今回のシステムは、ウェルモが開発する介護の資源プラットフォーム「ミルモネット」と、CTCが開発する最適配置を行うAIエンジンを連携したもの。これにより、ヘルパーと介護サービス利用者の要望を最大限満たして満足度を高めるとともに、ケア受け入れ数を最大化した訪問ルートを自動作成することができる。

カルビー 中国・上海でシリアル「フルグラ」初の食育イベント

カルビー(本社:東京都千代田区)は6月6日、人気シリアル商品「フルグラ(R)」の中国市場での認知向上および売上拡大を狙いとして、6月15、16日の2日間、中国・上海で朝食習慣の質的向上を啓発する初の食育イベントを開催すると発表した。場所は、ショッピングモール「長寧来福士広場(ラッフルズ・シティ)」L1東区中庭。

ゼンショーHD マレーシアのチキンライス業態 TCRSを傘下に

ゼンショーホールディングス(本社:東京都港区)は6月3日、子会社のマレーシア現地法人を通じ、マレーシアを中心にチキンライス業態”The Chicken Rice Shop(以下、TCRS)”を展開する現地企業、TCRS Restaurants Sdn.Bhd.の株式を取得したと発表した。これによりTCRSはゼンショーグループとなった。TCRSは主要なショッピングモール内に約100店舗出店しており、マレーシアで最初の、かつ最大のシェアを占めるチキンライスの専門チェーンとして高い認知度を持っている。鶏肉をメインとして、ハラル認証を得ており、人口の70%以上がイスラム教徒のマレーシアでも気軽に訪れられる店として、老若男女を問わずファミリー層に支持されている。今後、店舗経営や新規出店で、ゼンショーグループとのシナジー効果を発揮させていく。

インパクトHD 8月にインドで コンビニ390店開業

流通・サービス店舗に特化したアウトソーシング事業を展開するインパクトホールディングス(本社:東京都渋谷区)は6月6日、インドの出資企業を通じて同国で8月中にコンビニエンスストア390店を出店すると発表した。同国では最大規模のコンビニチェーンとなる見通し。また既存店の業態転換を進めて、5年以内に店舗数を計2,000店舗(うちプレミアム業態200店舗、キヨスク業態1,800店舗)を出店する計画だ。

18年最多の44.4万人減少,合計 特殊出生率1.42、人口減少加速

厚生労働省によると、2018年の人口減少幅は44万4,000人余に達し、11年連続で過去最大となり、人口減少が加速していることが浮き彫りになった。出生数は91万8,379人(前年比2万7,000人余減)と、明治32年に統計を取り始めて以来最も少なくなった。一方、死亡者数は136万2,482人(同2万2,000人余増)と最多となった。合計特殊出生率は1.42となり、前年を0.01ポイント下回った。これを都道府県別にみると、最も高かったのは沖縄で1.89、次いで島根が1.74、宮崎が1.72となっている。最も低かったのは東京で1.20、次いで北海道の1.27、京都が1.29で続いた。また、2018年に結婚した男女の数は全国で58万6,438組と戦後最も少なくなった。

JR環状線 オレンジ車両「201系」6/7で営業運転終了

半世紀にわたり利用者に親しまれてきた、JR環状線を走るオレンジ一色の車両「201系」が6月7日で営業運転を終了した。ラストランを迎え、午前11時すぎに運行を終了する京橋駅に到着すると、多くの鉄道ファンがカメラやスマートフォンで最後の姿を写真に収めていた。201系の引退によって、環状線を走る車両は3ドアに統一されるため、JR西日本は今後ホームドアの設置を進める方針だ。

東海道新幹線「N700S」最高時速360㌔で走行試験

東海道新幹線に2020年度の夏から導入される新型車両「N700S」で6月6日、試験的に最高時速360㌔まで引き上げる走行が行われ、その様子が報道関係者に初めて公開された。試験走行が行われたのは滋賀県米原駅から京都駅までの区間。近江八幡市周辺の直線で、営業運転の最高時速レベルの285㌔から一気にスピードを上げて360㌔に達した。N700Sは車両の空気抵抗を抑え、ブレーキの改良によって地震などの緊急時の安全性を高めている。今回の走行試験では360㌔での乗り心地や沿線への騒音を計測する。これにより、米国や台湾などへの輸出を目指し、性能をアピールする。

日野自 モンゴル・ウランバートルに販売拠点開設、本格参入

日野自動車(本社:東京都日野市)は6月5日、モンゴルの現地パートナー、Khishing Arvin社を通じて、住友商事の協力のもと4月12日にランバートルに同社の正規販売・サービス拠点を開設、モンゴル市場に本格参入すると発表した。大型トラックの販売から始め、顧客のニーズに合った最適商品を提案していく。顧客車両の稼働時間の最大化を目指して部品供給・サービス体制の基盤構築を進める。対象エリアはモンゴル全域。今後は資源採掘現場への出張サービスも含め、車両一台一台を最適な状態に維持するためのサポートを展開していく。

東洋電機製造 タイ・バンコクに現地法人 ASEANで業容拡大へ

東洋電機製造(本社:東京都中央区)は6月5日、タイ・バンコクに現地法人を設立したと発表した。同地での駐在員事務所開設から4年を経て、引き続き良好なASEANマクロ環境を背景に業容の拡大を図るため、体制を強化するもの。新会社「SIAM TOYO DENKI  Co.,Ltd.」の資本金は400万タイバーツで、出資比率は東洋電機製造49%、Bangkok MUFG Limited48%、SBCS Co.,Limited3%。6月4日に設立。ASEAN地域での一般産業用電気品の販売・サービスを手掛ける。