月別アーカイブ: 2019年8月

近畿でも「就職氷河期」世代の就労支援開始

政府が打ち出した「就職氷河期」世代の就労支援方針に沿って、近畿の自治体の中にも、この世代を対象に正規の職員を採用する取り組みがスタートした。兵庫県宝塚市で8月19日から採用試験の受付が始まった。今回の採用は昭和49年4月2日から昭和59年4月1日までの間に生まれた高卒以上の人が対象で、募集人員は3人程度としている。応募の締め切りは8月30日。                                                                                     政府は、新卒の就職環境がとくに厳しかった就職氷河期世代について、正規雇用者を30万人増やす方針を示し、内閣官房に「支援推進室」を設置して対策を本格化させている。選考は9月から11月にかけて筆記や面接によって行われ、採用されれば2020年1月から市の職員として働くことになる。

JESCO ベトナム・フエ省フオン川流域のODA治水案件を受注

JESCOホールディングス(本社:東京都新宿区)は8月19日、連結子会社のJESCO ASIA JOINT STOCK COMPANY(以下、ASIA社)が、国際協力機構(JICA)のODA無償資金協力案件、ベトナム・フエ省フオン川流域における「水に関連する災害管理情報システムを用いた緊急のダムの運用および効果的な洪水管理計画」プロジェクトを受注したと発表した。受注先は日本無線。受注金額は3億3,438万8,000円。建築工事、機器据付工事一式。工期は2019年6月~2020年9月。工事規模はダム局3カ所、水位観測局10カ所、CCTV局13カ所、無線局7カ所、その他付帯工事。

NTTドコモ 子育て応援プログラムに知育サービスを追加

NTTドコモは8月19日、子育て世代の顧客に向け「子育て応援プログラム」に8月21日から知育サービス「dキッズ(R)(月額372円)」が最大13カ月間無料で利用できる特典を追加すると発表した。これにより毎月更新される30種類・1,500コンテンツ以上の多彩な知育アプリが使い放題で、最大13カ月間無料で利用できる。同プログラムは、小学生の子どもを持つドコモの回線契約者を対象とした会員プログラムで、約190万人の顧客が入会している。

近畿勢対決は履正社が制し初の決勝進出、星稜と激突

夏の全国高校野球、近畿勢の対決となった準決勝の第1試合は、大阪の履正社高校が兵庫の明石商業を7対1で退け、初の決勝進出を決めた。試合前は両校の戦力が拮抗、接戦を予想する向きもあったが、打力に勝る履正社が試合の主導権を握り、5試合連続の2ケタ安打となる13本のヒットを打ち、7点を挙げた。また、投手陣も健闘、今大会初先発した2年生の岩崎投手が、球威のあるストレートを軸に10個の三振を奪う好投で、粘りの明石商業打線を封じた。決勝戦は8月22日、準決勝の第2試合で中京学院大中京(岐阜)を9対0で下した、今大会屈指の好投手、奥川投手を擁する星稜(石川)と激突する。

Jトラスト カンボジアのANZロイヤル銀行を子会社化

銀行業およびファイナンス事業を手掛けるJトラスト(本社:東京都港区)は8月19日、カンボジアの商業銀行ANZロイヤル銀行(カンボジア)(本社:カンボジア・プノンペン市)の発行済み株式の55.0%を取得し、子会社化したと発表した。これに伴い、ANZロイヤル銀行の名称を「Jトラストロイヤル銀行」(以下、JTRB)に変更し、同日営業を開始した。JTRBは今後、ミャンマーやラオスにもJTRBをプラットフォームとして展開するべく、メコン地域での事業拡大の拠点としていく予定。

神奈川県立保健福祉大学 ベトナム・セントポール病院と 協定

神奈川県立保健福祉大学(本部:神奈川県横須賀市)は8月15日、ベトナム・ハノイ市内の国立セントポール病院と協定を締結したと発表した。同大学はこれまでハノイ医科大学栄養学科の創設に協力するなど、同国の栄養分野における専門人材の育成に尽力。同病院の栄養管理システムの普及を支援していく。今回の協定締結により、両者は①教職員の交流②共同研究の実施③研究成果、学術刊行物、文化情報の交換などを行う。

サイバーダイン HAL普及へマレーシア政府、筑波大と協定

サイバーダイン(本社:茨城県つくば市)は8月16日、マレーシア政府と社会保障機構および筑波大学と協力して、装着型サイボーグHALによるサイバニクス治療の普及に向けた各種協定を8月15日に締結したと発表した。これに基づき、マレーシアの公的機関、従業員社会保障機構(SOCSO)の傘下にある企業、PERKESO社(所在地:マレーシア・クアラルンプール市)は、MESASEA(中東、南アジア、東南アジアの3地域)に対し、3年のうちに24の代理店開拓と、24施設に対するHALの導入を目指すとともに、必要な国においては医療機器申請も行う計画。

カネボウ化粧品 グローバル戦略ブランド「フリープラス」をタイに導入

カネボウ化粧品は8月19日、グローバル戦略ブランド「フリープラス」を2019年9月からタイに導入すると発表した。タイへの導入を皮切りに10月にはミャンマーでの販売も開始、ASEAN全域での展開を開始。中華圏のみならずアジア全域でのグローバル展開を加速していく。フリープラスは、中国をはじめとする中華圏で高い支持を受けている敏感肌向けのスキンケアブランド。

JFEエンジ子会社 EV用100KW超急速充電器を開発

JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は8月19日、100%子会社のJFEテクノス(本社:横浜市鶴見区)が、従来品より充電時間を半減し、さらに充電能力を高めた出力100KW超の超急速充電器を開発し、2020年度上期から販売すると発表した。開発中の機種はCHAdeMO(チャデモ)2.0の最新基準に準拠した蓄電池内蔵型(最大出力100KW)の超急速充電器で、国内で販売されている充電器としては最大出力となる。 内蔵蓄電池アシストにより受電を50KW以下に抑えられるため、急速充電器の受電契約で一般的な高圧受電契約に比べて電力基本料金が約70%も安価な低圧受電契約が可能。新開発機種の実証を2019年度内に完了し、2020年度上期にCHAdeMO認証を取得、全国に販売していく。

住友化学 インド国営石油会社BPCLとPO製造技術ライセンス契約を締結

住友化学(本社:東京都中央区)は8月19日、インド国営石油会社、バーラト・ペトロリアム(本社:インド・マハラシュトラ州ムンバイ市、以下、BPCL)との間で、同社が進める石油化学プロジェクトに対するプロピレンオキサイド(PO)製造技術のライセンス契約を締結したと発表した。BPCLはインド国内4カ所の工場で合わせて日量約84万バレルの原油精製能力を保有。現在、ケララ州コチにある精油所で、POおよびポリオール生産設備の新設を含む大規模な石油化学プロジェクトを推進している。PO生産は住友化学が独自に開発した製造技術の採用を決定。生産能力は年産30万トンで、2022年の完成を目指し、今後基本および詳細設計を進めていく計画。