月別アーカイブ: 2019年9月

エチオピアで380万年前の猿人の頭蓋骨ほぼ完全な形で見つかる

ロイター通信によると、エチオピアで380万年前のアウストラロピテクス・アナメンシス(アナメンシス猿人)の頭蓋骨がほぼ完全な形で見つかり、顔が復元された。これは最終的に現生人類へとつながる進化系統の重要な時期に関する手掛かりを示す発見となる。科学誌ネイチャーに掲載された研究によると、頭蓋骨は2016年にエチオピアの首都アディスアベバの北東約550kmで発見され、成人男性のものだという。

エクイニクス 韓国・ソウルに初のIBXデータセンター「SL1」開設

インターコネクション(相互接続)およびデータセンターサービスをグローバルに展開するエクイニクス(本社:東京都品川区)は8月29日、韓国初となるIBXデータセンターをソウルに開設したと発表した。「SL1」と名付けられた同データセンターは、キャリアの中立性を確保し、多様なインターコネクションを提供すると同時に、韓国企業並びにグローバル企業のデジタルトランスフォーメーションとハイブリッドマルチクラウドへの移行を促進するよう設計されている。同データセンターは、ソウル・サンアムドン地区にあり、第1フェーズでは約1,790㎡以上のコロケーションスペースと550ラックを提供する。将来的な拡張完了時には約3,200㎡以上のコロケーションスペースと1,000ラック以上を提供する予定。

リバネスなど4社が東南アのフード・アグリテックに特化した投資会社設立

リバネス(本社:東京都新宿区)、Focustech Ventures Pte.Ltd.(本社:シンガポール)、小橋工業(本社:岡山市)、ユーグレナ(本社:東京都港区)の4社は8月30日、共同で東南アジアのフード・アグリテック分野に特化したスタートアップ企業への投資活動を行う新会社「Germi8 Pte.Ltd.」をシンガポールに設立したと発表した。                      Germi8社は、今回集結した4社の強みやノウハウを活かして、シンガポールを中心とした東南アジア全域におけるフード・アグリテック分野のスタートアップを発掘・育成し、東南アジアと日本の発展に寄与していく。3年間で総額約1億円、20件程度に投資を実行する予定。

ピーチ 韓国3路線を10月以降、順次運休へ 搭乗率低さ理由に

LCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションが、関西空港などと韓国を結ぶ3つの路線について、搭乗率の低さを理由に今年10月以降、順次運休することを決めた。日韓関係が悪化した7月以降、日本の航空会社が韓国路線の運休を決めたのは初めて。同社が運休を決めたのは、日本と韓国を結ぶ5つの路線のうち3路線で、新千歳-ソウル線が10月28日から、関西-プサン(釜山)線が2020年1月7日から、那覇-ソウル線が2020年1月28日から、それぞれ運休する。また、関西-ソウル線は1日4便を3便に減便する。運休する3つの路線のうち、那覇-ソウル線はおよそ1カ月で再開する予定だが、その他の路線については再開の見通しは立っていないという。

日立 比のフィリンベスト社と水処理事業の合弁設立で合意

日立製作所は8月30日、子会社で子会社のHitachi Aqua-Tech Engineering Pte.Ltd.(以下、日立アクアテック社)が、フィリピンの大手不動産開発会社Filinvest Development Corporation(以下、フィリンベスト社)と、フィリピンで水処理エンジニアリング事業を行う合弁会社を設立することで合意したと発表した。日立アクアテック社は淡水化ROシステムなどの設計・製造・販売・メンテナンスを手掛ける。                      新会社「フィリンベスト-日立・オムニ・ウォーターワークス社」(所在地:フィリピン・タギック市)の資本金は3,437万5,000フィリピンペソ(約6,875万円)で、出資比率はフィリンベスト社60%、日立アクアテック社40%。2019年中に設立する予定。都市開発、ホテル・リゾート向けを中心に事業展開する。

パナソニック「RE100」に加盟 100%再生可能エネルギーに よる事業運営目指す

パナソニック(本社:大阪府門真市)は8月30日、事業活動に使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指す国際的なイニシアチブ「RE100」に加盟したと発表した。2050年までにグローバルで使用する電力を100%再生可能エネルギーに切り替えるとともに、CO2排出ゼロのモノづくりを目指す。

仮設機材の杉孝グループHD マレーシア・ケママン機材センター開設

仮設機材のレンタル事業を手掛ける杉孝グループホールディングス(本社:横浜市神奈川区)は8月29日、子会社のSUGIKO MALAYSIA SDN.BHD.が9月1日にマレーシアでは2拠点目となる機材センター「ケママン機材センター」を、トレンガヌ州ケママン地区のテルーク・カロング工業団地に開設すると発表した。地場企業の石油精製工場および石油化学コンビナート工事や海底油田掘削のオフショア工事などの需要に応え、安全な仮設機材をレンタルしていく。ケママン機材センターの敷地面積7941.44㎡、延床面積は事務所棟兼倉庫棟、整備作業棟各790㎡の合計1580㎡。

住友電工 カンボジア・プノンペンの交通管制システム整備計画を完工

住友電気工業(本社:大阪市中央区)は8月28日、三菱商事(本社:東京都千代田区)と共同で、カンボジア・プノンペンから受注したプロジェクト「プノンペン交通管制システム整備計画」を2018年12月に完工。また、この竣工式が2019年8月8日に行われ、プノンペン都知事から住友電工および三菱商事に感謝状が授与されたと発表した。              同プロジェクトは国際協力機構(JICA)主導のもと、日本政府による無償資金協力により行われた。

近畿の有効求人倍率、7月も1.60倍と高水準維持

大阪労働局のまとめによると、近畿地方の7月の有効求人倍率は1.60倍と前月を0.02㌽下回り、3カ月連続で低下したが、慢性的な人手不足を背景にいぜんとして高い水準が続いている。府県別では大阪府が1.77倍(前月比0.03㌽減)、京都府が1.62倍(同0.01㌽減)、兵庫県が1.41倍(同0.02㌽減)、滋賀県が1.36倍(同増減なし)、奈良県が1.48倍(同0.05㌽減)、和歌山県が1.43倍(同0.01㌽減)だった。近畿2府4県で7月、仕事を求めている人は29万3,642人で、企業の求人は47万573人だった。