香港の航空最大手キャセイパシフィック航空は3月20日、傘下のキャセイドラゴン航空を含めた旅客便の輸送能力を5月末まで96%削減すると発表した。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴う各国の入国制限による需要の激減を受けたもの。
この結果、香港と日本・成田、英国・ロンドン、米国・ロザンゼルス、カナダ・バンクーバー、台湾・台北、インド・ニューデリー、タイ・バンコク、インドネシア・ジャカルタ、フィリピン・マニラ、ベトナム・ホーチミン、シンガポール、オーストラリア・シドニーの12都市を結ぶ12路線以外はすべて運休し、運航する路線も週3往復に減便する。キャセイドラゴンも中国・北京、同上海(浦東)、マレーシア・クアラルンプールの3路線のみとし、週3便に限定する。