塩野義製薬 新型コロナワクチンの臨床試験開始 国産ワクチン2社目

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は12月16日、2020年内の臨床試験開始を目標に開発を進めてきた新型コロナウイルス感染症の予防ワクチンを、人に投与する第1/2相臨床試験を開始したと発表した。国産ワクチンの臨床試験が始まるのは2社目。大手製薬メーカーでは初めて。
同社が開発に取り組んでいるのは、グループ会社のUMNファーマが持つBEVSを活用した遺伝子組み換えタンパクワクチン。これまでに選択した抗原タンパクおよびアジュバントを用いた非臨床試験で安全性と有効性を示唆する結果が得られ、冷蔵条件下での製剤中の安定性が一定期間確認されている。