豊臣期の大坂城の石垣公開 1615年の落城時の火災の痕跡確認

大阪城(所在地:大阪市中央区)で2月19日、豊臣秀吉時代の石垣の一般公開が始まった。石垣は1615年、大坂夏の陣で豊臣家が滅亡、大坂城が落城した後、豊臣家の栄華の痕跡の一端だけに、これを消し去りたい徳川幕府によって地中に埋められた。
大阪市教育委員会などの発掘調査で、この焼け焦げた石垣の存在が明らかになり、400余年前の落城時の火災の痕跡を確認できる。大阪市は2023年春に現地で展示施設の開館を目指している。