女性への暴力被害 世界で3人に1人 コロナで増加懸念 WHO

世界保健機関(WHO)は3月9日、世界で15歳以上の女性のおよそ3人に1人に相当する7億3,600万人が夫や恋人から暴力を振るわれたり、他人から性的暴行を受けたりしたことがあるとの推計を発表した。
調査は2000~2018年に実施された。新型コロナウイルス感染症の流行が始まる前だが、WHOでは「女性への暴力はすべての国でみられ、新型コロナの世界的流行で状況は悪化している」と指摘。外出制限・自粛に伴うストレスなどが加わって、ドメスティックバイオレンス(DV)が増えていることに懸念を示している。
地域別でオーストラリアとニュージーランドを除くオセアニアで51~39%と最も高く、日本など東アジアは20%で、南欧の16%」が最も低かった