飯盛城跡を国史跡に 三好政権の中枢として機能

国の文化審議会は6月18日、大東市北条と四条畷市南野にまたがる飯盛城跡を新たに国の史跡に指定するよう、文部科学相に答申した。指定されれば大阪府内の国史跡は68件となる。
府教委によると、飯盛城は戦国時代の武将、木沢長政が1530年ごろに築き、居城にしたとされる。飯盛山の山頂に位置し、土塁なども含めた城域は南北約700m、東西約400mと西日本有数の広さを持つ。
1560年には畿内を支配し、近年、織田信長に先駆けた”天下人”と評される武将、三好長慶(みよしながよし)が入城。政権の中枢として飯盛城は機能していたとみられている。