東京五輪開幕まで1カ月を切った中、東京都内で新規感染者の増加傾向が続いている。6月23日に5月28日以来の600人台を記録。都は24日、感染状況を分析するモニタリング会議を開催。専門家からは「感染再拡大(リバウンド)の予兆がみられる」との懸念が示された。
また、会議では都内感染者のうち、インドで最初に確認された「デルタ株」が約8%を占め、前週の約3%から上昇したことも報告された。このまま感染力が1.9倍ともいわれる変異株が増え続けると、「五輪開催期間中に急激な感染拡大・爆発の可能性がある」と危機感を示している。