核廃絶の誓い新たに 長崎76回目の「原爆の日」

長崎は8月9日、76回目の原爆の日を迎えた。爆心地近くの長崎市の平和公園では午前10時45分から市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」(平和祈念式典)が開かれた。式典はコロナ禍で昨年に続き例年の10分の1程度に規模を縮小して行われた。被爆者や家族、63カ国の代表ら500人が参列した。
原爆が投下された午前11時2分に黙とう。参列者は追悼の祈りをささげ、核廃絶の誓いを新たにした。この1年間に死亡が確認された3,202人の名前を記した原爆死没者の名簿も奉安された。長崎原爆の死没者は計18万9,163人になった。