日本 イラクに327億円の円借款 製油所改良分 事前通報

イラクの首都バクダッドで8月21日開かれた日本・イラク外相会議で、茂木敏充外相からフアード・フセイン・イラク外相に対し、「バスラ製油所改良計画(第三期)」の円借款の供与(供与限度額327億円)に関する事前通報を行った。今後、両国との間で円借款に関する交換公文を締結する予定。
同計画は、イラク南部バスラ県の既存バスラ製油所で、流動性接触分解装置(FCC)を含むFCCコンプレックスを新設することにより、高品質石油製品の生産性向上を通じて、石油製品の品質向上と需給ギャップの縮小、環境負荷の低減および関連技術の移転を図るもの。