ICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)の調べによると、10月3日、世界の現旧首脳35人がタックスヘイブン(租税回避地)に設立した秘密法人を使って巨額の不動産取引に関与していたことが分かった。
今回租税回避地とのつながりが判明した政治家や政府高官は91カ国・地域の330人以上で、格差是正のための富裕層課税の必要性を主張してきた公人も多い。ヨルダンのアブドラ国王、英国のブレア元首相、ケニアのケニヤッタ大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領、エクアドルのラソ大統領、チェコのバビシュ首相など。このほか、英国の歌手、エルトン・ジョンさん、ビートルズメンバーのリンゴ・スターさんらが租税回避地を利用していた。