2,000年前のナツメヤシの種子から収穫 イスラエル人研究家

AFPによると、イスラエルのサラ・サロン氏は、イスラエル東部の死海沿岸のローマ帝国時代の遺跡から採取された2,000年前のナツメヤシの種子を栽培し見事、収穫に成功した。死海特有の乾燥しきった環境が功を奏した。種子は1960年、マサダ要塞の遺跡で見つかった。マサダは紀元1世紀にユダや人がローマ軍との戦いで山上に砦を築いて立て籠もったことで有名。
サロン氏率いる研究チームは、米科学誌サイエンスに昨年掲載された論文の中で、古代ユダ王国はデーツ(ナツメヤシの実)の産地として有名で、このデーツは大きくて甘く、薬効があるとして当時、珍重されていたと記している。