東京商工リサーチのまとめによると、2021年1~11月の飲食業倒産(負債1,00万円以上)は、前年同期比24.7%減の累計596件となった。このうちコロナ関連倒産は275件(構成比46.1%)と約半数を占めている。
業種別にみると、「酒場・ビヤホール(居酒屋)」が前年同期比15.4%減の137件に上り、通年では2012年(141件)をを上回ることは確実となった。このペースで推移すると2020年の174件に次ぎ、過去30年間で2番目を記録する可能性が高い。また、コロナ関連倒産は80件で、居酒屋倒産の約6割(構成比58.3%)を占めた。
企業の間で忘年・新年会はしないとするところが圧倒的に多く、居酒屋をはじめ飲食業界は、まだまだ厳しい状況が続きそうだ。