岩手・陸前高田市で啄木の歌碑の除幕式 3度目の建立

岩手県陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園で12月27日、歌人、石川啄木の歌碑の除幕式が開かれた。歌碑は高さ約1.8m、幅約2.2mで、啄木初の歌集「一握の砂」に収められている「頬につたふ なみだのごはず 一握の砂を示しし人を忘れず」が刻まれている。ひ孫の石川真一さん(56)が揮毫(きごう)した。
啄木の歌碑は2011年の東日本大震災の津波で流失していた。1960年のチリ地震津波でも流されており、今回が3回目の建立。啄木が修学旅行で訪れた縁で1958年に高田松原に歌碑が建てられ、今回は啄木の没後100年に合わせ記念事業実行委員会が再建を企画した。