大阪府 重症病床使用率40%で緊急事態宣言要請へ 吉村知事

猛威を振るうオミクロン株で感染拡大に歯止めがかからない中、大阪府の吉村知事は1月28日、府内の重症病床の使用率が40%に達した場合は、国に緊急事態宣言を出すよう要請する考えを示した。大阪府の重症病床の使用率は、別の病気が重いため重症病床に入院している人も含めると28日時点で16.5%となっている。吉村氏は「重症病床は命を守る最後の砦で、足りなくなるような事態には絶対なってはならない。そのリスクがある場合には、緊急事態宣言の要請もしなければならない」と述べた。
関西2府4県で28日に発表された新たな感染者は1万8,997人に上り、過去最多となった。大阪は1万13人と初めて1万人を超えたのをはじめ、兵庫が4,342人、京都が2,065人、奈良が1,004人、滋賀が978人、和歌山が595人となり、京都以外の府県は過去最多となった。重症者も増えており、大阪47人、奈良14人、兵庫12人、京都10人、和歌山2人、滋賀0人で、関西全体で合わせて85人となっている。