大阪府「医療非常事態宣言」発出へ 医療提供体制ひっ迫で

大阪府の吉村知事は2月8日、新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染急拡大による医療提供体制のひっ迫を受けて、「医療非常事態宣言」を発出すると語った。
大阪府では新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者数が連日1万人を超えている。その結果、2月7日時点の軽症・中等症病床の使用率が103.5%と、第6波で初めて100%を超えた。基礎疾患のある軽症・中等症患者を含めた実質の重症病床の使用率は2月7日時点で25.7%となっていて、府は7日、医療機関に対して非常事態を示す「フェーズ4」に移行するよう要請した。フェーズ4では、不急の入院や手術を延期するなど一般医療を一部制限し、患者の受け入れ体制を確保することが求められる。