スピードスケート女子500mの2018年平昌冬季五輪金メダリスト、小平奈緒(35)が4月12日、長野市のエムウェーブで10月下旬に行われる全日本距離別選手権の500mを競技人生のラストレースとし、現役を引退する意向を表明した。
決断の理由について「以前から五輪は北京で最後かなと考えていた。スケートだけでなく、自分の人生を次に進めたい」とし、「こんなにたくさんの人と出会い、たくさんのことを学べるとは思っていなかった。本当に素敵なスケート人生だった」と振り返った。
出身地の長野県を拠点に活動してきた小平は、女子短距離で日本のエースとして長く活躍し、五輪には2月の北京まで4大会連続で出場。日本選手団主将を務めた平昌五輪での金メダルは、スピード女子の日本勢で初めての快挙だった。