総務省は4月15日、2021年10月1日時点の人口推計を発表した。外国人を含む総人口は2020年10月と比べて64万4,000人減の1億2,550万2,000人だった。11年連続減少した。減少率は0.51%で、統計を取り始めた1950年以来、最大となった。
労働の担い手の15~64歳の「生産年齢人口」は58万4,000人減の7,450万4,000人だった。総人口に占める割合は59.4%で過去最低を更新した。持続的な成長を実現するには欠かせない生産年齢人口の維持・確保。だが、このまま労働力の減少が続けば、中長期的に経済成長の減速を招きかねない事態だ。