大阪税関のまとめによると、4月の関西2府4県の貿易は輸出入額とも、4月として過去最高となった。輸出額は前年同月比10.2%増の1兆7,602億円で、比較可能な1979年以降で最高となった。輸入額は同22.1%増の1兆5,694億円で、4月として過去最高となった。この結果、4月の貿易収支は1,908億円の黒字だった。
輸出額は中国向けの非鉄金属が大幅に伸びて1カ月あたりの輸出額として過去最高となった。また、米国の住宅需要の広がりで建設用などの機械輸出が増えた。一方、輸入額はロシアによるウクライナ侵攻を背景にした資源価格の高騰で膨らんだ。また、新型コロナワクチンを含めた医薬品の輸入が増えた。