平安時代の歌人 在原業平の命日にゆかりの寺で法要

平安時代を代表する歌人、在原業平の命日にあたる5月28日、ゆかりの京都の寺で法要が営まれた。
京都の十輪寺(所在地:京都市西京区)は、在原業平が晩年を過ごしたと伝えられ、「なりひら寺」とも呼ばれている。昨年に続いて、新型コロナの感染対策として、会場を本堂に限って実施された。
法要では、寺の法主が三味線を奏でながらお経を唱えた後、業平の和歌を詠みあげた。そして、紫の衣装に薄緑色の上着をまとった舞手が、お経に合わせて平和を祈って舞を披露した。