大阪労働局のまとめによると、4月の近畿地方の有効求人倍率は1.08倍と前の月を0.02ポイント上回った。前の月を上回るのは2カ月ぶり。業種別では「宿泊業・飲食サービス業」の新規求人が特に増加し、前年同月と比べて3割以上多くなった。同労働局では、企業の間に観光需要の回復を見据えて、人手を確保しようとする動きが広がってきたとみている。
府県別の有効求人倍率は、高い順に前の月と比べ、奈良が1.33倍(−0.03)、滋賀が1.31倍(+0.08)、和歌山が1.25倍(+0.02)、京都が1.14倍(+0.04)、兵庫が1.09倍(+0.01)、大阪が0.99倍(+0.02)と続き、奈良を除く各府県で前の月を上回った。