長年にわたり構築してできた、世界の民主主義に基づく既成秩序を、自分勝手な高関税政策で全世界を振り回して、世界同時不況に陥りかねない現状をつくり出したトランプ米大統領と、ウクライナ侵略戦争を仕掛けたプーチン大統領の所業はどれだけ非難・批判しても、し尽くしきれない。両大統領は、単刀直入にいえば前時代的、19世紀までの権力政治の権化、いまや地球から根絶させなければいけない前時代の”遺物”だ。
国際法の規範にとらわれず、大国が自国の利害に基づいてのみ行動する。それによって甚大な影響を受ける、様々な人々を一顧だにしないプーチン治政。一方、米国はそんな国ではなかったはずだが、トランプ政権になって、その傾向が前面に出てきた。もはや手の施しようがない。両氏の”岩盤”支持層が一刻も早く覚醒し、非人間的施策の数々に”NO”を突きつけ、離反することを願うばかりだ。