立憲民主党の限界 今こそ堂々と党を割るべき時!

自公の少数与党政権が、「政治とカネ」の問題への対応を巡り、公明党が企業・団体献金の規制強化を求めたのに対し、自民党・高市総裁は”ゼロ回答”。これを受け公明党が離脱。首班指名選挙に向けて、自民党は連立相手を求めて模索。情勢は一気に混沌とした。
一連のこの動きの中で目立って、全く独自性を打ち出せなかった党がある。立憲民主党だ。議席数こそ持ってるが、自民党と同様、党内に右派から左派まで数グループがあり、党是や主要政策で他野党とも容易に連携しづらいことが判明した。これでは、党が持つ議席の数は全く生かされない。なら、打つ手は党内を割るしかないのではないか。そこから、やり直すべきだ。有権者が選択しやすいように。その責任があるのではないか。
そもそも立憲民主党が現在、野党第1党で、他野党を引き離した議席を保持しているのは、有権者が、決して同党の政策や党是をきちんと分かったうえでの結果ではない。政治とカネの問題でいわゆる”裏金”が指摘され、有権者に分かる、納得を得るような形で、自民党がいつまで経ってもきちんとした方針や処理を打ち出さないため、当初はそれを嫌気した、自民党を支持していた有権者が、本心は「取り敢えず野党第1党に投票しておこうかぐらいのことでしかないのだ。
したがって、大変失礼な言い方になるが、実は立憲民主党の実力ではないといえよう。野田代表も内心そう思っているのではないのか?首班指名選挙に向けて野党一本化に向けて何一つリーダーシップも、野党第1党が果たすべき主導的役割を果たしていない。表紙を変えるだけで、何も変わらない自民党の”再生”など全くおぼつかないが、これに先駆けて今こそ、立憲民主党が胸を張って、堂々と現実的な主要政策派と理想を求める派くらいに早急に分党してはどうか。

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