月別アーカイブ: 2014年10月

西ジャワ州KIIC工場見学会に近隣中学から670人参加

西ジャワ州KIIC工場見学会に近隣中学から670人参加

インドネシア西ジャワ州カラワンのカラワン工業団地(KIIC)自治会は10月29日、近隣の中学校2校の1年生を対象にした工場見学会を開いた。この見学会には同団地に入居する味の素、ダイハツ工業、大日本印刷、河合楽器、P&G、シャープ、住友重機械、トヨタ自動車、ユニ・チャーム、ヤマハ(2社)の計11社が協力、中学生670人が参加した。この見学会は将来のインドネシアを支える若い世代に、ものづくりの過程を学んでもらおうと企画されたもの。2009年以来、5年ぶり2回目。じゃかるた新聞が報じた。

大商が地域金融機関と「事業承継」で支援センター設置

大商が地域金融機関と「事業承継」で支援センター設置

大阪商工会議所は10月30日、大阪の地域金融機関と連携し「大阪府事業引き継ぎ支援センター・金融機関等連絡会」を設置した。事業承継に関する相談や売り手企業と買い手企業の情報交換、M&A(合併・買収)の支援に取り組む。連絡会は大阪府事業引き継ぎ支援センター内に設置。大手銀行や地方銀行、信用金庫、政府系金融機関、信用保証協会15機関を構成メンバーとしている。中小企業の事業承継問題に関する情報交換を通じ、金融機関の取引先である中小企業の事業承継を連携して支援する。

関空でプレ「サクラコレクション」和のファッションショー

関空でプレ「サクラコレクション」和のファッションショー

大阪城天守閣前の広場で10月31日開かれる、日本とアジアの文化交流を深めるファッションショー「サクラコレクション」に合わせ、関西空港コンコースで紹介イベントがあり、西陣織などを用いた華やかなドレスが登場した。同コレクションは2012年から開催。今回はタイやベトナムなど5カ国のデザイナーと、コンテストで優勝した学生計8人が桜や浮世絵など日本をイメージしたドレスを制作した。

14年度のコメ作況指数101と平年並み 生育不良も

14年度のコメ作況指数101と平年並み  生育不良も

農林水産省が10月30日発表した10月15日現在の2014年産のコメ(水稲)の作況指数(平年=100)は全国で「平年並み」の101となり、9月15日時点と変わらなかった。北海道、東北が豊作だった。ただ、収穫されても生育不良のため出荷できないコメが例年より多く、実質は100を割り込む水準という。8月以降の日照不足で、もみの中のコメが育たなかった地域が多かったことが原因。主食用米の予想収穫量は788万5000㌧だが、出荷できないコメが例年より20万㌧程度多い50万㌧程度になる可能性がある。

上海自貿区に「日本館」設置 日本製品を展示・販売

上海自貿区に「日本館」設置  日本製品を展示・販売

特定非営利活動法人の日中交流推進機構(東京都台東区)と技術コンサルティングを手がける上海琅和実業は、上海市の自由貿易試験区(自貿区)で建設が進められているビジネスセンター区に、日本製品を展示・販売する「日本館」を設置する。日中間の投資や文化交流を促すのが狙い。2015年中の開業を目指す。日本館は洋山保税港区に完成した「洋山国貿大厦」の3階に設けられる。面積は3000平方㍍で、日本の家電や化粧品、食品などを展示・販売する予定。NNAが報じた。

 

クロマグロ漁獲量4割減で合意 15,16年は3300㌧に

クロマグロ漁獲量4割減で合意  15,16年は3300㌧に

東部太平洋のクロマグロの資源管理を話し合う全米熱帯マグロ類委員会(IATTC)は、米カリフォルニア州で開催した特別会合で、2015年と16年の年間漁獲量の上限をそれぞれ3300㌧とする規制強化策で各国が合意した。5500㌧としている14年の漁獲枠と比べ4割減となる。10月30日、水産庁が発表した。

ウナギ資源管理団体「全日本持続的養鰻機構」設立

ウナギ資源管理団体「全日本持続的養鰻機構」設立

ウナギの資源管理のために国内各地の養殖業者らがつくる「全日本持続的養鰻機構」(静岡市)の設立総会が10月30日、東京都内で開かれた。日本と中国、台湾、韓国が9月に開いた会合で、設立することを合意していた。同機構が、減少している二ホンウナギの効果的な管理を実施する。

はなまる 2015年2月までに公募制度第1号の外食店

はなまる  2015年2月までに公募制度第1号の外食店

はなまる(東京都中央区)は、2015年2月末までに「健康と美容」をテーマにした外食店を開業する。今年度導入した新規事業の公募制度によるアイデアを具体化するもので、その第1号となる。讃岐うどん店「はなまる」に続く主力事業の育成を目指す。公募制度は約340人いるすべての社員が応募可能で、1件当たり最大5000万円かけて出展する。はなまるうどんは現在、全国に約330店あるが、一段の成長には新規事業の立ち上げが必要と判断した。

有機野菜で創作料理 京阪系ホテルシェフが腕比べ

有機野菜で創作料理  京阪系ホテルシェフが腕比べ

京阪グループのホテル運営会社4社が10月29日、大阪ガスショールーム「ディリパ京都」(京都市下京区)で料理コンテストを開いた。京都センチュリーホテルや琵琶湖ホテルなど6ホテルの料理人8人が出場し、新春のおもてなし料理をテーマに、有機野菜を使った多彩な料理の腕を競った。出場者は寒ブリのグリルや、ジャガイモをはさんで焼いた的鯛の上に雪化粧に見立てたメレンゲを乗せた料理などを、次々と手際よく仕上げていた。

宙に浮くインドネシアの大型石炭火力発電所建設計画

宙に浮くインドネシアの大型石炭火力発電所建設計画

インドネシアと日本の官民一体で推進する大型石炭火力発電所建設計画が行き詰まっている。ジャワ島中部バタン県に建設される最新鋭の大型発電所計画は、自然環境への影響を懸念するNGOや住民の反対で用地買収が停滞。暗礁に乗り上げたままだ。

この計画、本来なら2012年に着工、16年から1300万人の需要に相当する電力を供給する予定だった。だが、建設予定地では今も建設反対の”のぼり”があちこちに上がっている以外には、のどかな風景が広がっているだけだ。そのため、融資契約のメドすら立っていない。

総事業費は40億㌦(約4400億円)。国際協力銀行(JBIC)が融資主導する。Jパワーと伊藤忠商事、地元石炭大手の連合が発電所を設け25年間、国営電力会社PLNに売電する。「値段を引き上げられても、土地は売りたくない」と語る建設予定地の住民らの気持ちをどう解きほぐし、またどう突き動かして、用地買収を進めるのか、事業再開のメドは全く立っていない。