石室入り口を土で「封印」 奈良・植山古墳 2013年1月2日歴史くらぶcare 奈良県橿原市教育委員会は12月12日、同市の国史跡、植山古墳(6世紀末~7世紀前半)で、2つある横穴式石室の入り口が、いずれも大掛かりに土を盛って「封印」してあったことが分かったと発表した。同市教委は、類例のない特異な構造-としている。同古墳は東西約40㍍、南北約30㍍の長方形古墳で、東西に2つの石室が並んでいる。推古天皇と、早世した息子の竹田皇子を一時的に同古墳に合葬し、その後の大阪府太子町付近に改葬したとの説がある。今回の発見はこの合葬墓説を裏付けるものとの見方もある。