1億年前の鳥の後ろ脚には翼があった

1億年前の鳥の後ろ脚には翼があった
 中国・臨○大などのチームは3月15日付の米科学誌サイエンスに約1億年前の原始的な鳥類の後ろ脚に翼があったことを確認したと発表した。初期の鳥は前後4本の脚に翼を持っていたが退化し、現代の鳥のような二つの翼になったと考えられる。チームは中国・遼寧省の白亜紀前期(1億4500万~1億年前)の地層から発掘された原始的な鳥類の化石を調べた。その結果、サペオルニスと呼ばれる原始的な鳥類では後ろ脚のすねに約5㌢、足の甲に約3㌢の風切り羽があった。また、現代の鳥に最も近いヤノルニスでは後ろ脚の羽毛に羽軸はなく、ダウンのように柔らかくなっていた。