シルバー人材センターに派遣労働依頼4年で3倍以上

シルバー人材センターに派遣労働依頼4年で3倍以上

NHKが今年2月に全国のシルバー人材センターを対象に実施したアンケート調査によると、シルバー人材センターに派遣労働の依頼が殺到しており、4年間で3倍以上に増えていることが分かった。
人手不足が深刻化していることを反映したもので、派遣労働依頼の1カ月当たりの人数は全国で合わせて延べ43万人に上り、4年間で3.4倍に増えている。派遣労働の内訳はスーパーの品出しやレジ打ちなどの業務が最も多く、次いで工場での加工や運搬などの業務が18%、介護施設や幼稚園の送迎が12%などと続いている。
シルバー人材センターはおよそ73万人が会員となっている、高齢者の生きがいづくりを目的とした公益法人。こうした派遣依頼に対応、全国の900カ所余が会員を「労働者」として企業などに派遣していると回答している。