中部電力など高齢者への声掛けサービスで実証実験

中部電力など高齢者への声掛けサービスで実証実験

中部電力(本社:名古屋市東区)とユカイ工学(本部:東京都新宿区)およびプレステージケア東海(本社:名古屋市中区)は9月19日、「BOCCO(ボッコ)」を使用した高齢者向け声掛けサービスの実証実験を10月22日から開始すると発表した。
3者は家族と離れて暮らす独居高齢者に対する認知症予防や孤独感、不安感の解消、日々の生活支援、また家族や高齢者施設のサポートなど二つ上がる取り組みについて検討している。
実証実験では、自宅や高齢者施設に住む高齢者を対象に平日の昼間、中部電力のオペレーターがBOCCOを通じて声掛けし、高齢者の生活支援や認知症の予防などにつなげる。また、やり取りの内容を家族や高齢者施設職員のスマートフォンなどに通知し、家族に安心を提供するとともに、高齢者施設職員の負担の軽減(巡回の省力等)につなげる。
今回の実証実験の特徴は、既存のソフトを機能拡張し、一人のオペレーターから同時に複数の高齢者に声掛けを可能とするソフトを開発し、活用すること。