徳島・若杉山遺跡から従来を500年遡る最古の坑道跡

徳島・若杉山遺跡から従来を500年遡る最古の坑道跡

徳島県教育委員会と徳島県阿南市は3月1日、古代の人々が宗教的な儀礼などに使っていた赤い色の顔料となる鉱物「辰砂(しんしゃ)」が、古代から採取されていた若杉山遺跡(徳島県阿南市)の坑道跡が、今回新たに見つかった横穴から出土した5点の土器片の年代から弥生時代後期(1~3世紀)の遺構と確認されたと発表した。
国内最古の坑道はこれまで、奈良時代前半(8世紀)の長登(ながのぼり)銅山跡(山口県)とされていた。今回の確認により、500年以上遡ることになる。