「鹿ケ谷の陰謀」に加わった俊寛の自筆書状を初公開

「鹿ケ谷の陰謀」に加わった俊寛の自筆書状を初公開
 1177年、平氏打倒を図った「鹿ケ谷の陰謀」に加わり流罪となり、能や歌舞伎の演目でも有名な平安時代末期の僧侶、俊寛の自筆書状(陽明文庫所蔵)が、京都市の京都文化博物館で9月14日から始まる展覧会「近衛家 王朝のみやび 
 陽明文庫の名宝3」で初めて公開される。東京大史料編纂所の尾上陽介准教授が平信範(1112~87年)が書いた日記「兵範記」の裏面から今年1月、確認した。俊寛の自筆書状はこれまで確認されていなかった。兵範記は重要文化財に指定されている。