「日本天文遺産」に藤原定家の「明月記」など2件

「日本天文遺産」に藤原定家の「明月記」など2件

日本天文学会は、天文学や暦学に関する国内の貴重な史跡や文献を「日本天文遺産」として認定する制度を今年から始める。そして、このほど第1回目の対象に、京都市にある冷泉家時雨亭文庫が所有する藤原定家の日記「明月記」と、福島県会津若松市にある江戸時代の天文台跡、「会津日新館天文台跡」の2件を選んだ。
定家の明月記は鎌倉時代に書かれたもので、恒星が大爆発を起こす「超新星爆発」や日食などが詳しく記載されていて、当時の時代認識とともに古い時代の天文現象を知ることができる貴重な資料となっている。