介護施設で働く人の半数は勤続5年未満

介護施設で働く人の半数は勤続5年未満

全国労働組合総連合(全労連)が介護施設で働く人を対象に実施した調査によると、介護施設で働く人の勤続年数は半数が5年未満にとどまり、人材が職場に定着していない実態が明らかになった。
介護施設で働く人の勤続年数は15年以上が10.1%、10年以上15年未満が16.4%、5年以上10年未満が23.9%、5年未満が49.5%だった。実にほぼ半数が5年未満と分かった。
また、介護施設で働いている人の年齢は平均で44.8歳と前回の5年前の調査と比べ2歳余り上がり、20代は全体のわずか1割にとどまっている。介護職を敬遠しがちで、しかも離職率の高い若い世代の人材確保・定着が引き続き課題となっている。
調査は2018年10月から2019年1月まで行われ、およそ4,000人から回答を得た。