弥生~飛鳥時代の木製品60点集め奈良・橿原市で特別展

奈良県橿原市の「歴史に憩う橿原市博物館」で、同市内の遺跡から出土した木製の食器や農具などおよそ60点を集めた企画展が開かれている。9月1日まで。これらはいずれも2,000年ほど前の弥生時代から飛鳥時代の木製品。新堂遺跡から出土した古墳時代の「腰掛け」は高さ14cm、幅36cmほどの小さな椅子で、儀式で使われた特別なものと考えられる。持統天皇が造営した藤原京の跡から出土した「漆塗り匙」は、長さ27cmほどの飛鳥時代のスプーンで、官位の高い貴人が使っていたとみられる。