北海道・苫小牧をカーボンリサイクルの実証試験拠点に 経産相

世耕弘成経済産業相は8月21日、北海道・苫小牧沖の海底下に二酸化炭素(CO2)を圧入する苫小牧CCSセンターについて、カーボンリサイクル実証試験施設として活用する方針を明らかにした。2020年度予算の概算要求に調査および基本設計費を盛り込み、早ければ22年度中にも試験を始める方針。カーボンリサイクルはCO2を炭素資源(カーボン)と捉え、CO2と水素を分離・合成し、燃料や医薬品などの原料に活用できるメタノールを年間1万トン生成する計画。