京都・浄福寺 鎌倉時代に制作の秘仏 100年ぶり公開

京都市上京区の浄福寺で、秘仏「栴檀瑞像釈迦牟尼仏(せんだんずいぞうしゃかむにぶつ)」(高さ1.3㍍)と釈迦堂内部が約100年ぶりに公開されるのを前に10月29日、報道陣に公開された。一般公開は11月1~10日。秘仏は、清涼寺(京都市右京区)に祀られている「三国伝来生身釈迦如来立像」(国宝)を鎌倉時代にまねて造った最初の像とされている。釈迦堂は総ケヤキ造りで、1756年に建立。2011年から木材を解体し、修復工事をしていた。正確な記録は残っていないが、同寺関係者によると公開は約100年ぶりという。