働くシニアは職場と仕事に対する満足度高いが,半数以上が給与に不満

働くシニアを対象に、総合人材サービスのアデコ(本社:東京都千代田区)が実施した「シニアの意識と雇用」のアンケート調査によると、働くシニアは職場と仕事に対する満足度は高いが、半数以上が給与に不満を持っていることが分かった。同社は、就業している60~64歳の男女200人と、65~69歳の男女200人の計400人を対象に調査した。 この結果、①7割を超えるシニアが現在働いている理由として「当面の生活費を得るため」と回答②働くシニアは現在の「職場」と「仕事」のどちらに対しても満足度が高く、やりがいも感じているが、給与に関しては半数以上が不満を抱いている③6割以上の働くシニアが、これまで培った知識やスキル・ネットワークを生かせていると回答する一方、新しく得た知識やスキル・ネットワークを生かせていると回答したのはわずか約1割のみ④働くシニアの約半数が再雇用などの継続雇用制度を利用して就労しているが、そのうち学習や訓練の機会を得たのは2割未満⑤65~69歳のグループでは「働き続けられれば、、いつまでも働き続けたい」と回答した人数が、60~64歳のグループに比べて約2倍に達した-などの点が明らかになった。