日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国四川省成都市の成都天府国際空港(以下、天府空港)が6月27日、開港する。新空港の開港により成都市は北京市、上海市に次いで、2つの国際ハブ空港を有する3番目の都市となる。
現在、中国国際航空、四川航空、東方航空、成都航空、祥鵬航空、厦門航空、吉祥航空、春秋航空の8つの航空会社が乗り入れを表明している。
6月30日~7月13日まで1日188便が毎日、離発着する予定だ。7月14日~10月30日まで同271便、10月31日~2022年3月26日までは同579便、2022年3月27日~同年10月29日まで同857便、10月30日~2023年3月25日まで同1,138便へ順次受け入れ便数を拡大していく。
天府空港は成都市の南東に位置し、市内中心部から51.5kmに立地。国内最大の民間輸送空港として3本の滑走路と2つのターミナルを有する、総面積71万㎡の国際空港。将来的には最大6本の滑走路と4つのターミナルの建設が計画されている。今後天府空港は成都市の国際空港ハブの主要拠点として位置付けられ、旅客と貨物輸送の中核機能を担うことになる。